モーツァルトとシュタードラーvol.8(カフコンス第148回)2022-01-16

*曲目

ドヴィエンヌ「三重奏曲 へ長調」より
François Devienne (1759-1803)
Trio pour deux clarinettes et basson
  1. Allegro molto

モーツァルト「ディヴェルティメント 第四番 変ロ長調」
Wolfgang Amadeus Mozart (1756-91)
Divertimento k.439b(Anh229)-4 (1783)
  1. Allegro
  2. Larghetto
  3. Menuetto
  4. Adagio
  5. Allegretto

(モーツァルト「Voi, che sapete」)


*出演

大橋裕子(クラリネット)
飯田真弓(クラリネット)
吉田早織(ファゴット)


*プログラムコメント

 18世紀フランスの作曲家ドヴィエンヌは、3年違いでオーストリアに生まれたモーツァルトと同時期に活躍していたことからフランスのモーツァルトとも呼ばれています。パリ音楽院の初代フルート科教授、宮廷楽団のファゴット奏者としても知られ、短命ながら生涯300曲に及ぶ楽曲の多くが管楽器のために書かれました。フルート、ファゴットの楽曲が知られていますが、パリ音楽院の同僚のクラリネット奏者チャールズ・デュベルノワに書かれたクラリネット作品もあり、軽快で明るく歌うような旋律が特徴です。
 モーツァルトも同時代にオーストリアで活躍していたクラリネット奏者アントン・シュタードラーの為に協奏曲などの名作を残しています。シュタードラーはクラリネットよりもさらに低音が出せるバセットホルンの素晴らしい奏者でもあったようで、作品に出てくる低音部は彼の美しい音色を想定していると言われます。
 ディヴェルティメント(嬉遊曲)は貴族の食卓や祝賀などで堅苦しくなく奏されたもので、モーツァルトの「ディヴェルティメント第4番」は友人の男爵邸で仲間と気軽に演奏するために書かれました。楽しい雰囲気をえがいていただけたらと思います。しかし管楽器的には三人とも吹きっぱなしなので、後半などもしも、ぜえぜえ苦しくなっているのがみられた時には、どうか貴族の食卓を思い浮かべて(ご家族の優雅な食卓でも勿論!!)いただけたらと思います。我々もすました顔で集中しておりますが。
 それでは、皆さまの日曜日が良い一日となりますように。


*ブログ

2022-01-18 ご来場ありがとうございました
2022-01-16 モーツァルトとシュタードラーvol.8(カフコンス148回)
2022-01-14 明後日開催です!
2022-01-11 新年のカフコンス
2022-01-03 謹賀新年
2021-12-08 モーツァルト!
2021-11-22 HAPPY BIRTHDAY ハフ!

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