トリスタンの動物園と猫の声 ― 2025-01-15

2/22猫の日のカフコンスは動物カフェシリーズ第3弾「猫たちのカフェ」です。メインがフランス王道詩人による本格歌曲なので、最後にはコスマなど楽しい3曲を集めました。
まず、デュレの「動物詩集」(Le bestiaire)を検索していて偶然見つけた、エルシュ=クレマンの「楽園の動物詩集」(Le bestiaire du paradis)から「猫」。猫が喉を鳴らす「Rron, rron」というリフレインが可愛らしい歌です。
そして、おなじみジョセフ・コスマの「唯一無二の猫」。このカフェシリーズではデスノスの言葉遊びの詩による歌曲集、ヴィエネル「お話のうた/お花のうた」とコスマ「トリスタンの動物園」を毎回取り上げてきましたが、ヴィエネルは計80曲もあるのに猫が登場しませんでした。コスマも残る2曲はカエルとクモなので今回限りとなりそうです(笑)
プログラム最後のベイツ「つかまったカナリア」は、ご想像通りカナリアが猫につかまり、しかしその猫もまた…?というお話です。題名こそ鳥ですが、「miaou」という鳴き声を連呼して猫特集を締めくくります。
--------------------------------------------------
*来月の演奏メニュー
2025年2月22日(土) 10時30分開演 (10時10分開場 11時30分終演予定)
於:本郷・金魚坂 (新店舗) / コーヒーまたは中国茶つき 1,800円
cafconc第166回
猫たちのカフェ
ヘギー「はじめに」
バーバー「修道士と彼の猫」
ショッカー「オリーと私」 *フルートとピアノ
ソーゲ「猫 I & II(ボードレール)/猫(エリュアール)」
ボルトキエヴィチ「女と猫(ヴェルレーヌ)」
デュレ「猫(アポリネール)」
ショッカー「窓の外に、鳥が」 *ピッコロとピアノ
エルシュ=クレマン「猫」
コスマ「唯一無二の猫」
ベイツ「つかまったカナリア」
渡辺有里香(ソプラノ)
川北祥子(ピアノ)
*ゲスト:石橋美時(フルート&ピッコロ)
--------------------------------------------------
コメント
トラックバック
このエントリのトラックバックURL: http://cafconc.asablo.jp/blog/2025/01/15/9747353/tb
※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。
コメントをどうぞ
※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。
※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。