表紙の曲「デルタ・ジュークボックス」2018-03-07

昨年のカレンダープロジェクトでは、NAOさんの「楽曲の題名にインスパイアされたイラストで綴るカレンダー」と連動した様々な12曲を毎月演奏してきました。お好きな曲はありましたでしょうか?

実はカレンダーの表紙、レコードを聴くカフパンダも、「デルタ・ジュークボックス」という曲名からインスパイアされたイラストでした。というわけで、少し遅くなりましたが最後の1曲、「デルタ・ジュークボックス」より第2曲「ベアーズヴィル・バウンス」をお届けします。ブルース調のファゴットデュエットで、タイトルはブルース発祥の地ミシシッピ・デルタからとられています。

そしてカフコンスのYouTubeチャンネルも「カフコンス・ジュークボックス」と命名しました。2017年カレンダープロジェクトはこれにて完結ですが、「カフコンス・ジュークボックス」ではこれからも(きっとたまに)演奏を公開していきますので、チャンネルをぜひご登録ください!


シックリー『デルタ・ジュークボックス』より
「ベアーズヴィル・バウンス」
三好彩・江草智子(ファゴット) 川北祥子(ピアノ)
2018年1月27日録音


<カレンダープロジェクト・バックナンバー>
12月の曲「聖母と幼子」
11月の曲「カフェ1930」
10月の曲「感傷的な散歩道」
9月の曲「サイの夢」
8月の曲「夏」
7月の曲「ヴァカンス」
6月の曲「雨が降る」
5月の曲「風の中で」
4月の曲「桜の木」
3月の曲「ほほえむ春の優しい花よ」
2月の曲「トリプル・モカ・インダルジェンス」
1月の曲「スケーテイング・スマイリング」
カレンダープロジェクト始動!

ご来場ありがとうございました2018-02-18

今日は、朝の冷たい空気の中、ご来場くださいましてありがとうございました。

気がつけば20曲、花から思い描かかれる情景や、ちょっとした物語、花そのものの様子、花の名前と言葉遊び、それから育てる上での注意事項など、楽しい曲が集められました。

バラやユリなど王道の花以外にもたくさんの花の歌があることがわかりました。これはまた第二弾ができるかも?

早く花盛りの春がやってきますように。(YW)


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カフコンス次回は準備中です。
決定次第このブログでご案内いたします。

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花のカタログ(カフコンス第131回)2018-02-18

花のカタログ(カフコンス第131回)

*曲目

中田喜直 (1923-2000)
「野の花によせて」 (1994)より
  1.もしも私が
  2.かたばみ
  6.蕗の薹
  3.カタクリ

ビーチ「祖母の庭から」より *ピアノソロ
Amy Beach (1867-1944)
From grandmother's garden op.97 (1922)
  1.Morning glories モーニンググローリー
  2.Heartsease ハーツイーズ

ミヨー「花のカタログ」
Darius Milhaud (1892-1974)
Catalogue de fleurs op.60 (1920)
  La violette バイオレット
  Le begonia ベゴニア
  Les fritillaires フリチラリア
  Les jacinthes ヒヤシンス
  Les crocus クロッカス
  Le brachycome ブラキカム
  L'eremurus エレムルス

ヴィエネル「お花のうた」より
Jean Wiener (1896-1982)
Chantefleurs (1957)
  Le géranium ゼラニウム
  La pervenche et la primevère
      ヒメツルニチニチソウとサクラソウ
  Le souci キンセンカ
  Le jasmin ジャスミン
  L'orchidée et la pensée ランとパンジー
  La lavande ラベンダー

ビーチ「祖母の庭から」より *ピアノソロ
Amy Beach
From grandmother's garden op.97
  5.Honeysuckle ハニーサックル

シュトルツ「花の歌」より
Robert Stolz (1880-1975)
Blumenlieder op.500 (1922/71)
  Marguerite マーガレット
  Kunstblume 造花
  Schneeglöckchen スノードロップ
  Sonnenblume ヒマワリ

(同「花を贈ること」*ヒマワリと別詩同曲)


*出演

渡辺有里香(ソプラノ)
川北祥子(ピアノ)


*プログラムコメント

もしも私が 花になれたら
野に咲く 小さな花になりたい
(さとう恭子)

世界中の人へ花を贈ること、届けること
愛する人を幸せにするためには
花束ひとつだけでもう十分
バラ、チューリップ、カーネーション
どんな花を贈っても同じこと
花は、誰かがどこかで
誰かを思っているというしるしなのだ
(ギュンター・ローゼ)


*歌詞大意

「花のカタログ」(リュシアン・ドーデ)

*バイオレット

バイオレット・サイクロペスは、大変育てやすい
美しいソルフェリーノ・レッド色の花。
大変香りが高く、早咲きで丈夫。

*ベゴニア

ベゴニア・オーロラ、大変重弁な花、
珊瑚色の混じった杏色の、綺麗な色調、稀少。

*フリチラリア

フリチラリアは、風や春の霜から守られた
陽当たりの良い場所を好む。冬の間は覆う。
「田鳧の卵」「皇帝の冠」とも呼ばれる。

*ヒヤシンス

アルベルティーヌ、純白。ラピルーズ、薄紫。
ベルギーの王、真紅。ブルーの王、藍色。
マラコフの娘、明るい黄色。花束に。

*クロッカス

クロッカスは鉢か受け皿の湿った苔の上で育てる。
屋外では単独または他の春の花と寄せ植えする。
大変美しい効果を得られる。

*ブラキカム

ブラキカム・イベリディフォリア、青い星、新種。
魅力的な矮化植物で、青い花を付ける、鮮かな青。

*エレムルス

エレムルス・イザベリヌス、開花を保証。
この見事な種の茎は、時に2メートルに達し、
花は黄とピンクの間の綺麗な色で、長期間咲く。
─ 価格はお問い合わせ下さい。

「お花のうた」(ロベール・デスノス)

*ゼラニウム

植木鉢のゼラニウム
金魚鉢の魚
ゼラニウムと金魚
動いたら
ラム酒はおあずけ
ゼラニウムと金魚

*ヒメツルニチニチソウとサクラソウ

ドロレス・サクラソウ妃
ロクセレーン・ヒメツルニチニチソウ妃
ある晴れた日曜 見晴らし台に登る
夢見るヒメツルニチニチソウ
優しいサクラソウ
輝く大気

*キンセンカ

この六本のキンセンカは誰に?
参考までに
眉をしかめないで
大げさに考えないで
微笑んで あなたにも
いつか心配事ができるから!

*ジャスミン

昨日も 今日も 明日も
ジャスミンの花束を作れ
摘め、両手いっぱいに
スペインの マディラの
ペルシャの カヴァレールのジャスミンを
摘め ジャスミンの花束を

*ランとパンジー

ランとパンジーには
脳のかけらもない
パンジーには思想がない
ランもだ
頭の中には 考えも
価値もない

*ラベンダー

洗濯する娘さん!
川を泳ぐ
青い魚を見なかったかい?
その魚は君に持ってきてくれる
青いラベンダーの花束を
青い魚 ラベンダーの花 青い魚

「花の歌」(ブルーノ・ハルト=ヴァルデン)

*マーガレット

占いの花よ、少女たちはお前のことが大好きだ
恋をしたり花嫁になると
お前の白く愛しい花びらで占う
一枚、また一枚と摘みながら

※「彼は私を心から愛している...
  苦痛とともに愛している...
  ものすごく愛している...
  別れることはない...
  ひそかに...
  見せかけだけ...
  少しは...
  あるいは、全く愛していない...」

占いの花よ、お前が告げることは
真実ではないこともある
それでも少女たちがいる限り
一枚、また一枚とお前を摘む
いつも恋をしているから

※「彼は私を心から愛している... 〜」

そして最後に「私を愛している」で終わると
お前は少女たちから
お別れのキスを手に入れるのだ

*造花

柔らかい芝生の上に大きなご婦人用の帽子があった
それはマーガレットに縁取られリラの花に飾られて
つまり、青いリボンのついた素敵なお帽子!
トラリ、トララ

宙に揺れる金色のものは何?
  若い蝶がひらひらしている
彼は帽子の花たちを見て「蜜の壺に違いない!」
そして飛んだまま考えて言った「おお素晴らしい!」
トラリ、トララ

彼は失礼してリラの上にしゃがみ
この蜜のご褒美を心から楽しみにしていた
ところが、彼は突然嘲った「これはこれは!」
トラリ、トララ

「奥様、あなたは全くの偽物ですね!
 ちぇっ!詐欺じゃないか!
 僕は熱心にあなたに言い寄ったのに
 絹でできているんですか?
 これは非常に不愉快だ!」
そして蝶はあっという間に
高いポプラの木の陰に消えてしまった
クスクス笑う春風の中で
偽物の花たちをしょんぼりとさせたまま
トラリ、トララ

*スノードロップ

スノードロップ、人は何も知らない
お前のもろくも勇ましい一生を
寒々とした冬の光の中で
お前は青白い頭を早くももたげる
雪降る月夜の峰の向こうで
春はまだ密かに夢を見ているのに
姉妹たちと一緒にお前は逃してはならない
待ち望んだ鐘を鳴らし始めるのを
チョウやハチ、カブトムシたちを
あちこちで眠りから覚まさなければならない
優美な羽を持つ小さなヤマネが気付くまで
もう春だよ、と!

眩い光とともに
全能の春が山からやってきて
風が花々を踊りに誘っているのに
お前はすでに萎れてうなだれてしまった
栄光も感謝も与えられなかった
嘆きながらお前の鐘は二つに割れ
かすかな和音で
己れの弔いの鐘を鳴らす

*ヒマワリ

大きな黄金のヒマワリ
お前の炎はなんと美しい
それほどの輝く高みに花を持つ神々しい花はない
お前のそばで芽生える
たくさんの小花たちは
恥ずかしげな声でお前に祈る
お前の花を太陽そのものだと信じているから


*ブログ

2018-02-18 ご来場ありがとうございました
2018-02-18 花のカタログ(カフコンス第131回)
2018-02-17 カタログと子供の歌と物語の花
2018-02-16 日本の花と日本にもある花
2018-02-11 曲目が決まりました!
2018-02-01 花のカタログ
2018-01-03 新年のご挨拶を申し上げます