全曲目が決まりました!2025-05-04


5/10のカフコンスは都合により内容を「ファゴットのひととき」(ヘ音記号づくし)に変更して演奏いたします。

まず初めにロマン派の知られざる小品、今年が生誕150年のグリエールの「ユモレスク」と「即興曲」(に同じく生誕150年のラヴェルの前奏曲を添えて)。そして20世紀イギリスのジェイコブとヘッドによるファゴットらしさ全開の「4つの小品」と「ホーンテッドハウス」。最後はロッシーニがオペラ界引退後にボローニャ音楽院の学生のために書いたと言われる「ファゴット協奏曲」(に前菜「アンチョビ」を添えて)です。

ちなみに晩年のロッシーニは毎週土曜日に自宅サロンで音楽の夜会を開催していました(「アンチョビ」はそこで発表)。この夜会では贅沢な食事が振舞われたそうで、「次の土曜日6時15分にマカロニを食べにいらしてください」という書簡も残っているとのこと。というわけで、次の土曜日10時10分にコーヒー(または中国茶)を飲みにいらしてください!
(黒カレーのランチもおすすめです!)


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今月の演奏メニュー

2025年5月10日(土) 10時30分開演 (10時10分開場 11時30分終演予定)
於:本郷・金魚坂 (新店舗) / コーヒーまたは中国茶つき 1,800円

cafconc第167回
ファゴットのひととき〜美食家と恐竜

ラヴェル「前奏曲」※生誕150年(ピアノ)
グリエール「ユモレスク」「即興曲」※生誕150年

ジェイコブ「4つのスケッチ」
 平和な小曲/小さなワルツ/恐竜の午後/ポルカ
ヘッド「ホーンテッドハウス」

ロッシーニ「アンチョビ(”4つの前菜”より)」(ピアノ)
ロッシーニ「ファゴット協奏曲」
 Allegro/Largo/Rondo

江草智子(ファゴット)
川北祥子(ピアノ)

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ご来場ありがとうございました2025-03-01


先週は猫の日の猫カフェにご来場ありがとうございました!お気に入りの猫ちゃんは見つけていただけたでしょうか。

次回は5月10日「トリオのひととき〜バロック&カフェミュージック」。300年前に作曲されたヴィヴァルディのトリオソナタから20世紀のカフェミュージックまで、幅広いプログラムで演奏いたします。またのご来場をお待ちいたしております!


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次回の演奏メニュー

2025年5月10日(土) 10時30分開演 (10時10分開場 11時30分終演予定)
於:本郷・金魚坂 (新店舗) / コーヒーまたは中国茶つき 1,800円

cafconc第167回
トリオのひととき〜バロック&カフェミュージック

ヴィヴァルディ「トリオソナタ イ短調」(全4楽章)
グリエール「即興曲」「ワルツ」※生誕150年
ラヴェル「前奏曲」※生誕150年
シェーンフィールド「カフェミュージック」(全3楽章)

石橋美時(フルート)
江草智子(ファゴット)
川北祥子(ピアノ)

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猫との暮らし2025-01-23


2/22のカフコンスは「猫たちのカフェ」です。ソーゲを中心にフランス王道詩人による5曲組ができ、コスマを中心に楽しい3曲組ができて、フランス歌曲だけで曲目がまとまりそうだったのですが、バーバーをどうしてもプログラムに入れたくて英語の曲も探し続けていたら、最初にぴったりな、その名も「はじめに」という曲が見つかりました。

ヘギーの「はじめに」は創世記を模した詩によるユーモラスな歌曲で、はじめに猫があり、猫はミルクを得て、喉を鳴らす声を得ます。神が最初に猫を作りミルクを与えたのか、それともミルクを与えたのは飼い主さんなのか? いや実際には猫が神で人間は僕?

バーバーの「修道士と彼の猫」の詩は、中世の有名な「パンガーバン」です(アイルランドの無名の修道士が彼の猫について書いたもので、バーバーはオーデンによる英語訳を使用)。お互い干渉せず日々自分の務めをはたす、1匹と1人の穏やかな暮らしが描かれています。


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来月の演奏メニュー

2025年2月22日(土) 10時30分開演 (10時10分開場 11時30分終演予定)
於:本郷・金魚坂 (新店舗) / コーヒーまたは中国茶つき 1,800円

cafconc第166回
猫たちのカフェ

ヘギー「はじめに」
バーバー「修道士と彼の猫」

ショッカー「オリーと私」 *フルートとピアノ

ソーゲ「猫 I & II(ボードレール)/猫(エリュアール)」
ボルトキエヴィチ「女と猫(ヴェルレーヌ)」
デュレ「猫(アポリネール)」

ショッカー「窓の外に、鳥が」 *ピッコロとピアノ

エルシェ=クレマン「猫」
コスマ「唯一無二の猫」
ベイツ「つかまったカナリア」

渡辺有里香(ソプラノ)
川北祥子(ピアノ)
*ゲスト:石橋美時(フルート&ピッコロ)

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