「感傷的な散歩道」リターンズ ― 2017-11-15
10月・11月のカフコンスはカレンダーと連動していて、カレンダー11月の曲「カフェ1930」と10月のカフコンスはアコーディオンでした。11月のカフコンスはカレンダー10月の曲「感傷的な散歩道」を組み込んだピアノトリオのプログラムです。ぜひ生演奏も聴きにいらしてください。
デュボワ(1837-1924)の三重奏曲「感傷的な散歩道 Promenade sentimentale(1904年)」のタイトルはヴェルレーヌの同名の詩からの引用と思われ、この曲のピアノのアルペジオは、詩の夕陽を映す池の描写そのものと言えます。秋の詩・曲ではないかもしれませんが、感傷と黄昏から秋を連想してカレンダー10月の曲に選びました。
「Promenade」は「散歩」ともとれますが、独断で「散歩道」としたのは、昨年秋にカレンダー選曲と並行して企画していた11月のカフコンスが「本郷のイチョウの綺麗な季節に秋らしい曲を」というコンセプトで、脳内が「黄葉の並木道」のイメージでいっぱいだったからです(笑) そしてその時のタイトル「秋の日のファゴットの溜息の...」もヴェルレーヌネタでした(この回のデュボワは別人です)。
ちなみにヴェルレーヌつながりのドビュッシー「ベルガマスク組曲」第3曲「月の光」のタイトルも、元々はこの「感傷的な散歩(道)」だったそうです。「月の光」は月明かりと噴水のイメージが定着していますが、言われてみれば夕陽と池のようでもありますね。
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*今月の演奏メニュー
2017年11月26日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円
cafconc第130回
トリオのひととき〜感傷的な散歩道
デュボワ「感傷的な散歩道」
ヴィドール「三重奏曲 op.19」
本郷幸子(ヴァイオリン)
任炅娥(チェロ)
川北祥子(ピアノ)
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デュボワ(1837-1924)の三重奏曲「感傷的な散歩道 Promenade sentimentale(1904年)」のタイトルはヴェルレーヌの同名の詩からの引用と思われ、この曲のピアノのアルペジオは、詩の夕陽を映す池の描写そのものと言えます。秋の詩・曲ではないかもしれませんが、感傷と黄昏から秋を連想してカレンダー10月の曲に選びました。
「Promenade」は「散歩」ともとれますが、独断で「散歩道」としたのは、昨年秋にカレンダー選曲と並行して企画していた11月のカフコンスが「本郷のイチョウの綺麗な季節に秋らしい曲を」というコンセプトで、脳内が「黄葉の並木道」のイメージでいっぱいだったからです(笑) そしてその時のタイトル「秋の日のファゴットの溜息の...」もヴェルレーヌネタでした(この回のデュボワは別人です)。
ちなみにヴェルレーヌつながりのドビュッシー「ベルガマスク組曲」第3曲「月の光」のタイトルも、元々はこの「感傷的な散歩(道)」だったそうです。「月の光」は月明かりと噴水のイメージが定着していますが、言われてみれば夕陽と池のようでもありますね。
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*今月の演奏メニュー
2017年11月26日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円
cafconc第130回
トリオのひととき〜感傷的な散歩道
デュボワ「感傷的な散歩道」
ヴィドール「三重奏曲 op.19」
本郷幸子(ヴァイオリン)
任炅娥(チェロ)
川北祥子(ピアノ)
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