モーツァルト「鏡のカノン」「ディヴェルティメント第3番」2013-10-18

明後日のカフコンス、前半はモーツァルト(1756-91)が私的演奏会のために作曲した「ディヴェルティメント(5楽章5組全25曲)」(1783-88)から第3番です。この三重奏曲集は、ウィーン時代のモーツァルトの活動拠点の一つであったジャカン邸の集い(ジャカン邸は当時のウィーンの重要な社交場で、モーツァルトはジャカン家の兄妹と親しかった)のために書き溜められ、親友の名クラリネット奏者シュタードラーとその弟らによって演奏されました。

「鏡のカノン」は、1枚の楽譜を2人で両側から見て(1人は楽譜を逆さまに見て)演奏する、という遊び心にあふれた小品。偽作ではありますが、モーツァルトもこのような当時流行の遊びに興じていた事は間違いなく、大作曲家と友人たちの談笑を想起させられます。


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明後日の演奏メニュー

2013年10月20日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

cafconc第105回
弦楽三重奏のひととき〜Les violons de l'automne

モーツァルト(偽作)「鏡のカノン」
モーツァルト「ディヴェルティメント第3番k.anh229(439b)」
ドヴォルザーク「弦楽三重奏曲op.74」

島﨑祐子(ヴァイオリン)
荒井智子(ヴァイオリン)
神永枝理子(ヴィオラ)

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