テルツェットの楽しみ ― 2013-10-11
今月のカフコンスはヴァイオリン2本とヴィオラによる三重奏です。
弦楽三重奏というと「ヴァイオリン+ヴィオラ+チェロ」や「ヴァイオリン2+チェロ」が一般的なのにもかかわらずドヴォルザークが「ヴァイオリン2+ヴィオラ」を採用したのは、ヴィオラを弾く彼が2人の友人と合奏するために作曲したから。ちなみに有名な弦楽四重奏曲「アメリカ」も友人家族と演奏して楽しむために書かれたと言われます。
モーツァルトのディヴェルティメントもクラリネット奏者の悪友シュタードラー兄弟のために書かれ、友人邸で演奏されました(オリジナルはクラリネット2+バセットクラリネット)。大作曲家が私的な楽しみのために作曲するとは何と贅沢なんでしょう!
カフコンスでも、おいしい飲物と音楽でお友達とくつろぐようなひとときをお過ごしいただけたらと思います。
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*今月の演奏メニュー
2013年10月20日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円
cafconc第105回
弦楽三重奏のひととき〜Les violons de l'automne
モーツァルト(偽作)「鏡のカノン」
モーツァルト「ディヴェルティメント第3番k.anh229(439b)」
ドヴォルザーク「弦楽三重奏曲op.74」
島﨑祐子(ヴァイオリン)
荒井智子(ヴァイオリン)
神永枝理子(ヴィオラ)
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弦楽三重奏というと「ヴァイオリン+ヴィオラ+チェロ」や「ヴァイオリン2+チェロ」が一般的なのにもかかわらずドヴォルザークが「ヴァイオリン2+ヴィオラ」を採用したのは、ヴィオラを弾く彼が2人の友人と合奏するために作曲したから。ちなみに有名な弦楽四重奏曲「アメリカ」も友人家族と演奏して楽しむために書かれたと言われます。
モーツァルトのディヴェルティメントもクラリネット奏者の悪友シュタードラー兄弟のために書かれ、友人邸で演奏されました(オリジナルはクラリネット2+バセットクラリネット)。大作曲家が私的な楽しみのために作曲するとは何と贅沢なんでしょう!
カフコンスでも、おいしい飲物と音楽でお友達とくつろぐようなひとときをお過ごしいただけたらと思います。
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*今月の演奏メニュー
2013年10月20日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円
cafconc第105回
弦楽三重奏のひととき〜Les violons de l'automne
モーツァルト(偽作)「鏡のカノン」
モーツァルト「ディヴェルティメント第3番k.anh229(439b)」
ドヴォルザーク「弦楽三重奏曲op.74」
島﨑祐子(ヴァイオリン)
荒井智子(ヴァイオリン)
神永枝理子(ヴィオラ)
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ドヴォルザーク「三重奏曲op.74」 ― 2013-10-16
先月のメンデルスゾーンは教育熱心な母親とバックアップを惜しまぬ父親の最強コンビによって幼少から才能を開花させましたが、ドヴォルザーク(1841-1904)は6歳から習い始めたヴァイオリンで頭角を現すものの、長男の彼に宿屋(&肉屋)を継がせようとする父親の反対にあい、経済的にも苦学生だったエピソードで知られています。無名時代には気に入らない自作を燃やして料理をするという「ラ・ボエーム」を地でいくボヘミアンでした。
「三重奏曲op.74」は1887年1月、円熟期のドヴォルザークが私的な楽しみのために作曲した小品集です。彼は自宅に間借りしているアマチュアヴァイオリン弾きの青年が教師とデュエットするのを聴き、自分もヴィオラで参加して合奏をしようと思い立って(ドヴォルザークはオルガン学校卒業後、ヴィオラ奏者としてキャリアをスタートした)、4楽章から成る三重奏曲を1週間で書き上げます。
が、テルツェット(小三重奏曲)と名付けたこの作品もアマチュア青年には演奏困難だったようで、ドヴォルザークはすぐに、より易しい新たな三重奏曲にとりかかり、「ミニアチュール(バガテル)op.75a」(と、そのヴァイオリンとピアノ用編曲「ロマンティックな小品op.75」)が10日後に完成、ようやく合奏が実現することになりました。
もしドヴォルザークが最初から青年の技量を正確に把握していたら?と考えると、op.74は嬉しい誤算から生まれた名曲と言って良いのかもしれません(笑)
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*今週末の演奏メニュー
2013年10月20日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円
cafconc第105回
弦楽三重奏のひととき〜Les violons de l'automne
モーツァルト(偽作)「鏡のカノン」
モーツァルト「ディヴェルティメント第3番k.anh229(439b)」
ドヴォルザーク「弦楽三重奏曲op.74」
島﨑祐子(ヴァイオリン)
荒井智子(ヴァイオリン)
神永枝理子(ヴィオラ)
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「三重奏曲op.74」は1887年1月、円熟期のドヴォルザークが私的な楽しみのために作曲した小品集です。彼は自宅に間借りしているアマチュアヴァイオリン弾きの青年が教師とデュエットするのを聴き、自分もヴィオラで参加して合奏をしようと思い立って(ドヴォルザークはオルガン学校卒業後、ヴィオラ奏者としてキャリアをスタートした)、4楽章から成る三重奏曲を1週間で書き上げます。
が、テルツェット(小三重奏曲)と名付けたこの作品もアマチュア青年には演奏困難だったようで、ドヴォルザークはすぐに、より易しい新たな三重奏曲にとりかかり、「ミニアチュール(バガテル)op.75a」(と、そのヴァイオリンとピアノ用編曲「ロマンティックな小品op.75」)が10日後に完成、ようやく合奏が実現することになりました。
もしドヴォルザークが最初から青年の技量を正確に把握していたら?と考えると、op.74は嬉しい誤算から生まれた名曲と言って良いのかもしれません(笑)
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*今週末の演奏メニュー
2013年10月20日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円
cafconc第105回
弦楽三重奏のひととき〜Les violons de l'automne
モーツァルト(偽作)「鏡のカノン」
モーツァルト「ディヴェルティメント第3番k.anh229(439b)」
ドヴォルザーク「弦楽三重奏曲op.74」
島﨑祐子(ヴァイオリン)
荒井智子(ヴァイオリン)
神永枝理子(ヴィオラ)
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モーツァルト「鏡のカノン」「ディヴェルティメント第3番」 ― 2013-10-18
明後日のカフコンス、前半はモーツァルト(1756-91)が私的演奏会のために作曲した「ディヴェルティメント(5楽章5組全25曲)」(1783-88)から第3番です。この三重奏曲集は、ウィーン時代のモーツァルトの活動拠点の一つであったジャカン邸の集い(ジャカン邸は当時のウィーンの重要な社交場で、モーツァルトはジャカン家の兄妹と親しかった)のために書き溜められ、親友の名クラリネット奏者シュタードラーとその弟らによって演奏されました。
「鏡のカノン」は、1枚の楽譜を2人で両側から見て(1人は楽譜を逆さまに見て)演奏する、という遊び心にあふれた小品。偽作ではありますが、モーツァルトもこのような当時流行の遊びに興じていた事は間違いなく、大作曲家と友人たちの談笑を想起させられます。
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*明後日の演奏メニュー
2013年10月20日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円
cafconc第105回
弦楽三重奏のひととき〜Les violons de l'automne
モーツァルト(偽作)「鏡のカノン」
モーツァルト「ディヴェルティメント第3番k.anh229(439b)」
ドヴォルザーク「弦楽三重奏曲op.74」
島﨑祐子(ヴァイオリン)
荒井智子(ヴァイオリン)
神永枝理子(ヴィオラ)
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「鏡のカノン」は、1枚の楽譜を2人で両側から見て(1人は楽譜を逆さまに見て)演奏する、という遊び心にあふれた小品。偽作ではありますが、モーツァルトもこのような当時流行の遊びに興じていた事は間違いなく、大作曲家と友人たちの談笑を想起させられます。
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*明後日の演奏メニュー
2013年10月20日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円
cafconc第105回
弦楽三重奏のひととき〜Les violons de l'automne
モーツァルト(偽作)「鏡のカノン」
モーツァルト「ディヴェルティメント第3番k.anh229(439b)」
ドヴォルザーク「弦楽三重奏曲op.74」
島﨑祐子(ヴァイオリン)
荒井智子(ヴァイオリン)
神永枝理子(ヴィオラ)
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