モーツァルトとシュタードラーvol.7(カフコンス第75回)2010-10-10

*曲目

モーツァルト「ディヴェルティメント 第3番 変ロ長調」
Wolfgang Amadeus Mozart (1756-91)
Divertimento K.anh.229(439b)-3 (1783-8)
  1.Allegro
  2.Menuetto
  3.Adagio
  4.Menuetto
  5.Rondo: Allegro assai
*オーボエ・クラリネット・ファゴット

同「五重奏曲 変ホ長調」
Quintett für Klavier, Oboe, Klarinette, Horn und Fagott K.452 (1784)
  1.Largo / Allegro moderato
  2.Larghetto
  3.Allegretto
*オーボエ・クラリネット・ファゴット・ホルン・ピアノ


*出演

多田敦美(オーボエ)
大橋裕子(クラリネット)
江草智子(ファゴット)
嵯峨郁恵(ホルン)
川北祥子(ピアノ)


*プログラムコメント

 「モーツァルトとシュタードラー」は、クラリネット奏者シュタードラーとの親交の中で書かれたモーツァルトのクラリネット作品を中心にご紹介するシリーズ。本日はウィーン時代の2曲を取り上げる。
 「ディヴェルティメント(5楽章5組全25曲)」は、モーツァルトのウィーンでの活動拠点の一つであったジャカン男爵邸で演奏された小品集で、友人シュタードラーらによるバセットクラリネット三重奏のために書きためられたものと考えられている。
 一方「五重奏曲」は、当時1300人以上を収容できたというブルク劇場で、二つのピアノ協奏曲とともにモーツァルト自身が初演した大作。ウィーンでの本格的な活動のスタートとなるこの自作演奏会は大成功をおさめ、モーツァルトは父親宛の手紙で「五重奏曲はこれまでの最高作」と報告した。
 私的な演奏を愉しむという18世紀的な「室内楽」と、協奏曲のように華やかな演奏会用「室内楽」、二つの魅力をお楽しみいただけたら幸いです。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
このブログのタイトルにもなっているカフェコンサートの名前は?(カタカナ5文字でお答えください。)

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://cafconc.asablo.jp/blog/2010/10/10/5685241/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。