ペルゴレージとプルチネッラ2010-09-26

9/26のアンコールはストラヴィンスキーの「プルチネッラ」から「Pupillette Fiammette」。もちろんペルゴレージ原曲です。

アンコール曲探しでペルゴレージの全作品リストを見たら意外に作品数が少なく、初めて短命だったと知りました。なんと26才で亡くなっています。じゃあ天才だったんだと急に思うのも変なのですが、早逝なイメージのシューベルトも31才、モーツァルトだって35才、彼らが26才までの作品しか残していなかったらと考えてしまいます。そして短命作曲家をもっと探してみたくなって曲探しから脱線(笑)滝廉太郎は23歳だったんですね。

さてペルゴレージに戻り、アンコールは「プルチネッラ」の「原曲」をお聴きいただこうということに。「あの」ストラヴィンスキー的な「プルチネッラ」で聴き慣れているペルゴレージ作品の原曲はどう違うのか,という企画です。でも「Il Flaminio」「Lo Frate 'nnamorato」「Adriano in Siria」などの楽譜を入手してみると、意外に「プルチネッラ」は原曲にかなり忠実とわかりました。そういえばペルゴレージ偽作の「Se tu m'ami」も、最後にあの下降形で笑わせてくれる以外は原曲通りですよね(余分な音もちょっと入っているだけで?)。ストラヴィンスキーloveな私でさえストラヴィンスキーが挿入したに違いないと思ってしまうモティーフも、意外にオリジナルだったりします。「Pupillette Fiammette」(ちなみに結局ストラヴィンスキー版を演奏)もこの通り↓

ストラヴィンスキー「プルチネッラ」から「Pupillette Fiammette」
Stravinsky's Pupillette Fiammette

ペルゴレージ「Lo Frate 'nnamorato」から「Pupillette Fiammette」
Pergolesi's Pupillette Fiammette

一度「プルチネッラ」全曲を原曲と比較してみたいです。(原曲を全曲並べて演奏してみたいですが、カフコンスでは編成的に無理そうです...)

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