オーボエ/ファゴット/ピアノによる三重奏vol.2(カフコンス第5回)2003-09-21

*曲目

フランセ「三重奏曲」
Jean Françaix (1912-1997)
Trio pour hautbois, basson et piano (1994)
  1.Adagio - Allegro moderato
  2.Scherzo
  3.Andante
  4.Finale

プレヴィン「三重奏曲」
André Previn (1929-)
Trio for oboe, bassoon & piano (1994)
  1.Lively
  2.Slow
  3.Jaunty

(ガンヌ「ほほえむ春の優しい花よ」)


*出演

福井貴子(オーボエ)
井上直哉(ファゴット)
川北祥子(ピアノ)


*プログラムコメント

 20世紀においてオーボエ・ファゴット・ピアノという編成の作品は珍しくないが、それ以前の作品を探すとバロックの時代にまでさかのぼることになる。古典からロマン派の時代には全般的に管楽器の人気が高くなく、独奏楽器と通奏低音というバロックのスタイルそのものであるこの編成の作品が書かれなかったのは当然とも言えるが、そう考えると、何世紀も経て新たな記念碑的名作を創りだしたプーランク(前回演奏)の功績の大きさをあらためて感じないではいられない。プーランクなくしてその後の作品が書かれたかどうかも疑問に思えてくるのだ。
 本日演奏する二作品は、20世紀初頭のフランスの流れをくむフランセ(仏)と、指揮者・ピアニスト(ジャズも)・作曲家(映画音楽も)として現役活躍中のプレヴィン(米)によるものである。20世紀末、偶然にも同じ1994年に書かれたこの対照的な二作品もまた、21世紀の作品を導くことになるのかもしれない。


*カフノーツ

#05 コーヒーのうらみ

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