明後日開催です!2018-10-05

カフコンス第133回「ヴォカリーズ集vol.5〜歌詞のない歌」、
明後日に迫りました。台風もそれて一安心しています。

さて、普段は他愛ない会話ばかりの柳沢&川北ですが、
本番に向け、改まってインタビューし合ってみましたので
二日連続でお届けします。今日は「川北→柳沢」編です。

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◆(川北:)ヴォカリーズの面白さは?

(柳沢:)ストーリーを自由に作れるところ。
お客様には想像していただくしかないのですが。

どんなストーリーを考えてますか?

季節感あふれる情景や、有名な絵画をイメージしたり、
何かのお話の主人公になりきる場面もあります。
その日のテンポや気分によってストーリー変更もありです(笑)

普段、ロシア物やフランス物は、言葉の関係で
歌う機会が少ないと思うのですが、歌ってみてどうですか?

ロシアは悲しげな、やりきれない雰囲気が多いですね...
でも想像してる歌詞は日本語やイタリア語がまじっているかも!

歌詞なしで「ア」ばかり歌うのはどんな気分ですか?

ずっとこれで歌っていると軟口蓋が疲れます。
欠伸状態でずっと歌うようなもの?
ふと、言葉が「あ」しかなかったらどうだろう、と想像したりもします。
喜怒哀楽を全部「あ」で表現するわけで、原始人のよう?

「ア」は一番自然で綺麗なのかと思ってましたが難しいんですか?

ウォーミングアップにも使われる「a」は、
実は母音の中で獲得が難しいとされています。
日本語の「あ」と、かけ離れているからでしょうか。
発声の「a」はカラスの「アー」みたいです。

じゃあ今回は好きな母音で歌ってみますか?

「e」なんて歌いやすいんですが、おかしいでしょ?

これまでに演奏したヴォカリーズで好きな曲は?

グリエールの「コロラトゥーラ・ソプラノと管弦楽のための協奏曲」。
言葉にできない、言葉にならない心情を綴った傑作です。

今回のヴォカリーズで好きな曲は?

プロコフィエフの2番。
シューベルトの「糸を紡ぐグレートヒェン」と似ているかも。
それからケックランの「スケーティング・スマイリング」。
氷の上で風を切って滑っているような錯覚に落ち入れるから。

スケートできるんですか?

靴は持ってました。
歌でなら3回転できそう!

最後にもう一言。

言葉のない歌のひととき、
自由な想像の世界にのめり込んでください!

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「柳沢→川北」編に続きます。


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明後日の演奏メニュー

2018年10月7日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

cafconc第133回
ヴォカリーズ集vol.5〜歌詞のない歌

プロコフィエフ「歌詞のない五つの歌」sop,pf
エネスコ「カンタービレとプレスト」fl,pf
カステルヌオーヴォ=テデスコ「ヴォカリーズ・エチュード」sop,pf
ケックラン「リリアンのアルバム 第1・2集」より
 和解のワルツ pf /スイミング fl,pf /
 スケーティング・スマイリング sop,fl,pf /幸せへ向かう道で sop,fl,pf

柳沢亜紀(ソプラノ)
川北祥子(ピアノ)
ゲスト:中村淳(フルート)

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