チョコレートとバレンタインデーのカード2016-01-10

2月14日のカフコンスはジェームス・グラント(1954-)の2作品を中心に演奏します。まず、メインはバレンタインデーにピッタリのファゴット作品、その名も

チョコレート
「チョコレート」!

曲はスロージャズ風の3曲組で、「ファゴットとピアノのためのトーチソング」という副題の通り、第1曲「Valentine」は甘さの中にも溜息を、第2曲「Bittersweet」は苦い痛みを感じさせます。が、終曲「Triple mocha indulgence」は3段階にテンポを上げて最後は賑やかに締めくくられます。3粒の美しいチョコレートの小箱のような小品集です。

そして、クラリネットで演奏する「ベッツのためのワルツ」は、作曲者によれば「サティかヘンリー・マンシーニのような」、言い換えればジムノペディかムーンリバーのようなワルツで、元々「音によるバレンタインデーのカードとして」奥様に贈った曲、との事。なんて素敵な贈り物なのでしょう!(演奏するのは演奏会用の改訂版で、元はもっと短いスケッチと想像。)

というわけで、今回のカフコンス・バレンタイン・スペシャルでは、このチョコレートとカードに、さらにキスと愛撫も添えて、みなさまにお届けしたいと思います!

さて、先程の写真ですが、表紙のタイトルの所がくり抜かれているのにお気づきでしょうか?

バレンタインのカード

こんな感じで、表紙にはタイトルが印刷されていなくて、窓つき封筒みたいに中のタイトルが見えるようになっているんです。楽譜では珍しいアイディア!(汎用表紙で価格ももうちょっと抑えてもらえると有り難いんですが...)


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来月の演奏メニュー

2016年2月14日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

cafconc第119回
チョコレートとキス

グラント「チョコレート」*ファゴット・ピアノ
同「ワルツ(バレンタインデーのカード)」*クラリネット・ピアノ
ショッカー「濃厚なチョコレートアイスクリーム」*フルートソロ
同「キス」*フルート・ピアノ
サティ「アーモンドチョコレートのワルツ」「愛撫」*ピアノソロ


山本葵(フルート)
岩渕仁美(クラリネット)
江草智子(ファゴット)
川北祥子(ピアノ)

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