アーモンドチョコと愛撫2016-02-02

2/14のカフコンスはバレンタイン・スペシャル。ピアノで演奏するのは、今年が生誕150年にあたるエリック・サティの2作品です。

まずは「アーモンドチョコレートのワルツ(1913)」。
アーモンドチョコ

子供用曲集の中の1曲なので、子供にも易しく弾けるように配慮されています。楽譜の中(ト音譜表とヘ音譜表の間)に書かれているのは、(いつもの風変わりな指示ではなく)ママと坊やの↓こんな可愛らしいお話。
〜〜〜〜〜〜〜〜
食べていいわよ
チョコレート好きでしょう?
口の中でとかすのよ
ママ、骨があるよ!
いいえ、坊や、それはアーモンドよ

坊やはひと箱全部食べたがる
なんという食いしん坊!
ママは優しく止める
お腹を壊さないように
おやおや、坊やはむくれて地団駄をふむ
〜〜〜〜〜〜〜〜

2曲目は「愛撫(1897)」。
愛撫

生前未発表の小品で、ピアノ曲「3 Danses de travers」「3 Airs a faire fuir」の草稿とともに見つかったというもの。妙にストレートで意味深なタイトルは発見者Robert Cabyさんの命名です。←作曲者本人ならもっとひねくれたタイトルをつけそうですね。

(グラントとショッカーの記事で楽譜の価格についてふれたので今回もコメントするとすれば、こういう白っぽい楽譜は同じ「紙1枚」でも音符1コあたりの単価が...)


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今月の演奏メニュー

2016年2月14日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

cafconc第119回
チョコレートとキス

グラント「チョコレート」*ファゴット・ピアノ
同「ワルツ(バレンタインデーのカード)」*クラリネット・ピアノ
ショッカー「濃厚なチョコレートアイスクリーム」*フルートソロ
同「キス」*フルート・ピアノ
サティ「アーモンドチョコレートのワルツ」「愛撫」*ピアノソロ


山本葵(フルート)
岩渕仁美(クラリネット)
江草智子(ファゴット)
川北祥子(ピアノ)

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リクエストありがとうございます!2016-02-08

2/14のカフコンスはバレンタインスペシャル!

なんとリヒャルト・シュトラウスの「4つの最後の歌」のリクエストをいただいてしまいました (゚o゚*)

チョコの曲なんぞで浮かれているこのタイミングで、なんとも身の引き締まるリクエストでございます。朝からカフェで歌うものかどうかはさておき、朝から狂乱の場もやってしまったことですし、検討させていただきたいと思います。

それから、リハーサル公開のリクエストもいただいたのですが、お見せできるようなものではないかもしれません...(ちなみにリハでは写真のようなドーナツを食べていたりします...)

そういえば昨年末にピアソラのリクエストもいただいていたのでした。
>出演者各位、ぜひ組み込みましょう!(業務連絡)

というわけで、実現できるとは限りませんが、リクエストはどんどんお寄せいただけたら嬉しいです!(これまでには第118回の「モダン編」、第111回の「カステルヌオーヴォ=テデスコの子守歌」、第59回の「スメタナのトリオ」等のリクエストが実現しています。)


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今週末の演奏メニュー

2016年2月14日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

cafconc第119回
チョコレートとキス

グラント「チョコレート」*ファゴット・ピアノ
同「ワルツ(バレンタインデーのカード)」*クラリネット・ピアノ
ショッカー「濃厚なチョコレートアイスクリーム」*フルートソロ
同「キス」*フルート・ピアノ
サティ「アーモンドチョコレートのワルツ」「愛撫」*ピアノソロ


山本葵(フルート)
岩渕仁美(クラリネット)
江草智子(ファゴット)
川北祥子(ピアノ)

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ダンディ・バレンタインはいかが?2016-02-10

チョコムース
こんにちは。
今週末となりました、カフコンス「チョコレートとキス」。
実は私は、ジェームス・グラントの曲を演奏するのは今回が初めてなんです。

どんな曲を書いてる人なのかな〜と調べてみると、ホームページに載っているグラントさんの写真が何とも魅力的。気さくそうで恰幅も良くて。後で知ったのですが、なんとその写真のクレジットは写真家である奥様、エリザベス・ジークフリードさんのお名前になっていたんです!ご夫婦そろって、芸術家なんですね。そして、奥様が撮影したということで、本当に彼の内面を映し出しているのだろうなと思います。それに、ホームページ内の彼の言葉もとっても優しげ。きっと心の温かい人なんでしょうね。

今回演奏する「ベッツに捧ぐワルツ」は、グラントがエリザベスのために音楽によるバレンタインカードとして1999年に作った作品です。当時グラントは45歳。なんともロマンチック。なんてお洒落なプレゼント!BetzとはエリザベスElizabethのbeth→Betzという愛称かなと思いました。WaltzとBetzで韻を踏んでいるのかも。詳細は明らかではありませんが、色々想像してしまいますね〜。エリザベス・ジークフリードさんのホームページでは彼女の作品を沢山見ることができます。そして、作品の中にはセルフポートレートもあり、お顔を拝見できますが、美人な方でした!

この曲の作品紹介には穏やかで情熱的なバラードとありましたが、うーん、なるほど。納得。吹いていて思いますが、直接的に「好きだーーー!!!」という風には演奏できないんですよね。もっと落ち着いていて、感情的になりすぎないように演奏したほうがしっくりきます。これは、グラントの大人の余裕ということでしょうか…? チョコレートでいうと、ほろ苦い大人向けチョコレートムースといったかんじかな。

「ベッツに捧ぐワルツ」だけじゃなく、同じくグラント作曲の「チョコレート」もすごくしっとりとした曲で素敵です。ムードがあって、どこかのバーで流れていそうな曲だな〜なんて。

チョコレートいっぱいのプログラム、私も聴くのがとても楽しみです!
たぶんチョコレートを食べたくなるでしょう。
私は自分用に沢山買って大量に食べてしまいそうで怖い。

クラリネット・岩渕仁美


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今週末の演奏メニュー

2016年2月14日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

cafconc第119回
チョコレートとキス

グラント「チョコレート」*ファゴット・ピアノ
同「ワルツ(バレンタインデーのカード)」*クラリネット・ピアノ
ショッカー「濃厚なチョコレートアイスクリーム」*フルートソロ
同「キス」*フルート・ピアノ
サティ「アーモンドチョコレートのワルツ」「愛撫」*ピアノソロ


山本葵(フルート)
岩渕仁美(クラリネット)
江草智子(ファゴット)
川北祥子(ピアノ)

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