ジュナンとカヴァリーニと牧神2014-11-22

プログラム最後は、ドビュッシー(1862−1918)が「牧神の午後への前奏曲(1894)」です。有名な「牧神」についてはここで触れる必要もないでしょう(いや手抜きじゃなく...)。

ジュナン&カヴァリーニとは全く脈絡なく選んでしまった「牧神」、こじつければ両者とも「19世紀後半の作品」で、意外にも作曲年には20〜30年の開きしかありませんが、印象としては、前2曲が最新技術(?)を誇示しながら作品は前期ロマン派に留まっている点でプラス10年(1860〜70年代といえばワーグナーは既に「指環」を手がけています!)、「牧神」が印象主義の時代を切り開いた先駆的作品という点でプラス10年、計40〜50年の差といった所でしょうか。

明日ご来場いただける皆様は是非、お聴きになっての「体感時代差」をお教えください!(笑)


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明日の演奏メニュー

2014年11月23日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

cafconc第112回
フルートとクラリネットの競演

ジュナン「協奏的大二重奏曲」
カヴァリーニ「大二重奏曲」
ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」

浅野久江(フルート)
大橋裕子(クラリネット)
川北祥子(ピアノ)

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