クラリネットカフェ<3>2011-04-21

バスクラとEsクラ
バスクラリネットとEsクラリネットはこんなに大きさが違いますので、出る音域もかなり違います。バスクラリネットはB♭クラリネットのおよそ倍の長さを持ち、音色もロマン派の重厚な音からジャズの掠れた渋い音まで多彩な音色を出す事が出来ます。

対してEsクラリネットはB♭クラリネットの完全4度上の音域を担当する高音楽器です。管が短いため音程のコントロールが難しいですが、音がよく通り、大勢のオケの中でもよく聞こえます。ベルリオーズの「幻想交響曲」ではその明るい音色を活かし、「狂ってしまった恋人のモチーフ」を演奏します。B♭クラリネットの「狂っていない憧れの恋人のモチーフ」の甘い旋律との対比が面白いです。

今回は、アルビノーニの「ソナタ ト短調」で、このEsクラ、バスクラとB♭クラを同時に演奏します。3種の音色が溶け合うさまをお楽しみください。(荒木)


--------------------------------------------------

今月の演奏メニュー

4月24日(日)11時〜 於:笹塚Blue-T(中国茶つき1,500円)
クラリネットカフェvol.3

グランドマン「カプリス」
アルビノーニ「ソナタ ト短調」
ピアソラ「タンゴの歴史」

山口真由(クラリネット)
北岡羽衣(クラリネット)
中島みどり(クラリネット)
荒木こずえ(クラリネット)

--------------------------------------------------

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
このブログのタイトルにもなっているカフェコンサートの名前は?(カタカナ5文字でお答えください。)

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://cafconc.asablo.jp/blog/2011/04/21/5819119/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。