サックスカフェvol.2(カフコンス50回記念)(カフコンス第50回) ― 2008-04-20
*曲目
イベール「二つの間奏曲」
Jacques Ibert (1890-1962)
Deux interludes pour flûte, violon et clevecin (ou harpe) (1946)
1.Andante espressivo
2.Allegro vivo
バッハ「二つのヴァイオリンの為の協奏曲」
J.S.Bach (1685-1750)
Konzert d-moll BWV1043 für zwei Violinen und Orchester (ca1730)
1.Vivace
2.Largo ma non tanto
3.Allegro
(クライスラー「愛の喜び」)
*出演
伊藤あさぎ(ソプラノサクソフォン)
完戸吉由希(ソプラノサクソフォン)
佐野歩(ピアノ)
*プログラムコメント
サクソフォンはバッハの死後およそ100年が経過した1840年代にベルギー人のアドルフ・サックスが開発し、その後フランスで急速に発展を遂げたとても新しい楽器。本日は、イベールとバッハがそれぞれ別の編成の為に作曲した作品を、二本のソプラノサクソフォンとピアノによるアンサンブルにアレンジして演奏する。
イベールは20世紀フランス作曲界の重鎮で、パリに生まれパリに没した生粋のパリジャン。その作風は初期にはドビュッシーら印象主義の影響を色濃く残すも、基本的には新古典主義的なものに近い。「二つの間奏曲」は、元々フルート、ヴァイオリン、クラヴサン(またはハープ)の為に書かれており、哀愁を帯びた旋律や、イベール特有の異国情緒が印象的な非常に美しい作品。
バッハは言わずと知れたドイツ・バロックの巨匠。「二つのヴァイオリンの為の協奏曲」は明確に対位法を導入した二つの独奏ヴァイオリンと弦楽合奏の為の協奏曲。 第二楽章はカンタービレで奏でられる奥深い旋律がとても美しく、バッハの協奏曲楽章の中でも最も良く知られる。
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