親切なアギーラさん2023-09-30

来週末のカフコンスは作曲家のミゲル・デル・アギーラさんをお迎えしての特集です。まずはアギーラさんについて公式サイトのプロフィールとコメントをご紹介します。

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「驚異的なリズムの生命力が脈打つ、生き生きとした色彩豊かな音楽」
(ファンファーレ誌)

 グラミー賞に3回ノミネートされた現代アメリカの作曲家ミゲル・デル・アギーラは、彼のラテンアメリカのルーツ(注:ウルグアイ生まれ)に強い影響を受けた、個性的で革新的な新しいクラシック音楽を創造している。20-21世紀の音楽を代表する彼は、現代の室内楽やオーケストラのレパートリーに多様性を吹き込む140曲の作品によって、現代クラシック音楽に重要な影響を与え続けている。その独創的な、リズムが躍動する作品は、彼の南米ヒスパニックの承継に、伝統と現代性、ドラマとノスタルジーを融合させている。彼の音楽は60枚のCDや年間200回以上の演奏会で楽しまれ、「輝かしくウィットに富む」(NYタイムス紙)「音響的に眩い」(LAタイムス紙)などと絶賛されている。世界中で多くのソリスト、アンサンブル、オーケストラが彼に音楽を委嘱し演奏している。3回のグラミー賞ノミネートの他、ケネディセンター・フリートハイム賞、ニューミュージックUSAのミュージック・アライブ、マグヌム・オプス、コープランド財団賞など、多くの賞を受賞している。

私の音楽...
 私は、誠実で演奏者と聞き手に激しい感情を掻き立てるような音楽を書くように努めています。私の人間性、時代、土壌、ラテンの伝統を表現する音楽。リズミカルに躍動し超絶技巧的であることが多く、私は常にその劇的な効果に関心を持っています。私は流行や現在の作曲スタイルの視点から考えることはありません。私の音楽が語ろうとするストーリーが、その音と形を決定します。

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(つたない訳ですみません... Don't think. Feel!)

曲の強烈さと対照的に、ご本人は繊細で親切な方という印象を私は受けていましたが、今回演奏する「サマーソング」の楽譜にも「オーボエ奏者にキューを出す」という指示があります。小節線のないピアノの嵐が1ページ続いた後、雨が上がるとオーボエの鳥がさえずり始める、という箇所なので、オーボエ奏者がいつ吹けばよいかわかるように、という配慮です。あまりの親切さに驚きました。

曲が高難度である点は、演奏者に対して親切とは全く言えないのですが...


♪30秒の「セダクションダンス」をもう一度載せておきます!


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来週末の演奏メニュー

2023年10月8日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

cafconc第160回
ミゲル・デル・アギーラ作品集〜作曲家を迎えて
WORKS OF MIGUEL DEL AGUILA
~ welcoming the composer to cafconc

「マランボ」 ファゴット/ピアノ
MALAMBO op.115 (2016/19) bassoon/piano

「ボトルの中の音楽」 ピアノ
MUSIC IN A BOTTLE op.67 (1999) piano

「サマーソング」 オーボエ/ピアノ
SUMMER SONG op.26 (1988/96) oboe/piano

荒木良太(オーボエ)  Ryota ARAKI, oboe
江草智子(ファゴット) Satoko EGUSA, bassoon
川北祥子(ピアノ)   Sachiko KAWAKITA, piano

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