オーボエ独奏のための絵2022-06-22

ブーダン「トゥルーヴィルの海辺-嵐の印象 1894年」と、モネ「カプシーヌ通り 1873年」(2点あるうちの1つ)
シルヴェストリーニはフランスの作曲家・オーボエ奏者で、今回演奏するのは印象派の絵画のタイトルがつけられた練習曲集「オーボエ独奏のための6つの絵(1984/97年)」からの2曲です。

Ⅴ 海辺の風景-嵐の空(ブーダン、1864年)
ウジェーヌ・ブーダンは「空の王者」と呼ばれており青空と白雲の表現に長けていました。どんよりとした調性が嵐の雲、そして颯爽と流れるパッセージはその雲が形を変えながら風で流れていくようなことを表しているのかなと思います。

Ⅲ カプシーヌ通り(モネ、1873年)
「カプシーヌ通り」に描かれたフランスの大通りは現在もあります。よければストリートビューで旅行してみてください。人が密集して歩いている中にどこかフランスのお洒落な通りの風景を感じながら吹いてみたいと思います。この曲は循環呼吸という音を出しながら息継ぎをする特殊奏法を用いて演奏します。どこで息を吸ったかバレたくはないのですが、そんなところにも注目しながらお聞きいただければと思います。(荒木)


--------------------------------------------------

今週末の演奏メニュー

2022年6月26日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円
※この回に限り、当日60歳の方は無料でご入場いただけます!

cafconc第150回
還暦祝い〜60歳の作曲家たち

アムラン「子犬のワルツ」(ピアノソロ)
ハフ「ブリッジウォーター」(ファゴットとピアノ)
リーバーマン「優しい声が消えても」他(ソプラノとピアノ)
シルヴェストリーニ「カプシーヌ通り」他(オーボエソロ)
シュナイダー「フルートソナタ」(フルートとピアノ)

川北祥子(ピアノ)
江草智子(ファゴット)
柳沢亜紀(ソプラノ)
荒木良太(オーボエ)
中村淳(フルート)

--------------------------------------------------

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
このブログのタイトルにもなっているカフェコンサートの名前は?(カタカナ5文字でお答えください。)

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://cafconc.asablo.jp/blog/2022/06/22/9501501/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。