魔笛の中で熊さんに出会う?2012-09-04

今回の1曲目、チェロとピアノのための「魔笛の主題による変奏曲 WoO.46」は、「魔笛」の2重唱「Bei Männern welche Liebe fühlen(恋を知る男たちは)」を主題にして1801年頃に書かれた変奏曲です。

ベートーヴェン(1770-1827)は1792年に故郷のボンからウィーンへ移り、1791年に亡くなったモーツァルトに代わって貴族たちの人気を得ました。この時期には、流行りのオペラの旋律による、いわばサロン風の変奏曲が多く書かれ、パトロン達に献呈されています。(「中期」と呼ばれる1902年以降には、変奏曲も次世代のものへ大きく変化します。)

ところでこの変奏曲の第1変奏、私にはどうしても「森の熊さん」に聴こえるのですが…


獣も踊り出す魔法の笛のお話ですし、熊も出てきていいですよね?


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今週末の演奏メニュー

2012年9月9日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

ベートーヴェン変奏曲集

ベートーヴェン「魔笛の主題による変奏曲 woo.46」vc/pf
同「三重奏曲 "街の歌" op.11」

大橋裕子(クラリネット)
船田裕子(チェロ)
川北祥子(ピアノ)

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