残暑お見舞い申し上げます2012-08-05

この暑さ、いつまで続くのでしょう...

さて写真は今月のカフコンスで演奏するグリエールの楽譜ですが、声楽曲にしては違和感がありませんか? そう、今回は「ヴォカリーズ集」なので歌詞がないのです。美しい声そのものを堪能したい方、母音最高や!子音なんて最初からいらんかったんや!というマニアックな方、是非。


--------------------------------------------------

今月の演奏メニュー

2012年8月26日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

ヴォカリーズ集vol.3~ソナタと協奏曲

メトネル「ソナタ・ヴォカリーズop.41-1」
グリエール「コロラトゥーラソプラノの為の協奏曲op.82」
ほか

柳沢亜紀(ソプラノ)
川北祥子(ピアノ)

--------------------------------------------------

メトネル「ソナタ・ヴォカリーズ」2012-08-22

Geweihter Platz
今週末のカフコンスは「ヴォカリーズ集」。写真は最初に演奏するメトネルの楽譜ですが、ヴォカリーズにしては違和感がありませんか? そう、ヴォカリーズとは母音で歌うことを指すのに、この「ソナタ・ヴォカリーズ」の助奏部には歌詞があるのです。

ニコライ・メトネル(1880-1951)の「ソナタ・ヴォカリーズop.41-1」(1922)では、ヴォカリーズによる「ソナタ」部の前に、ゲーテの詩「聖なる場所」を歌詞とするリート的な序奏部(約3分)が置かれています。器楽曲で冒頭に詩などが引用されている事がありますが、その部分も実際に歌うような感じ?です。(ちなみに「ソナタ・ヴォカリーズ」はメトネルの妻アンナに献呈されており、詩の「詩人に霊感を与えるミューズ」はアンナを指しているのかもしれません。)

ソナタ形式の「ソナタ」部(約12分の大曲!)では、声が器楽的に「展開」されていきます。↓これは第一主題。

sonata vocalise

このユニークな「ソナタ」を今週末のカフコンスで是非!


--------------------------------------------------

今週末の演奏メニュー

2012年8月26日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

ヴォカリーズ集vol.3~ソナタと協奏曲

メトネル「ソナタ・ヴォカリーズop.41-1」
ラフマニノフ「ヴォカリーズop.34-14」(コチシュ編、ピアノ独奏)
グリエール「コロラトゥーラソプラノの為の協奏曲op.82」

柳沢亜紀(ソプラノ)
川北祥子(ピアノ)

--------------------------------------------------

ラフマニノフ「ヴォカリーズ」2012-08-23

今週末のカフコンスは「ヴォカリーズ集」。2曲目はおなじみのラフマニノフ(1873-1943)の「ヴォカリーズop.34-14」(1915)を、コチシュ(1952-)編曲のピアノ独奏版で演奏します。


こんな風に始まり、


こんな風になったりです。


--------------------------------------------------

今週末の演奏メニュー

2012年8月26日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

ヴォカリーズ集vol.3~ソナタと協奏曲

メトネル「ソナタ・ヴォカリーズop.41-1」
ラフマニノフ「ヴォカリーズop.34-14」(コチシュ編、ピアノ独奏)
グリエール「コロラトゥーラソプラノの為の協奏曲op.82」

柳沢亜紀(ソプラノ)
川北祥子(ピアノ)

--------------------------------------------------