ペルー(2) ― 2026-10-16

ペルーへのアプローチ(lomo saltado)

民謡シリーズで取り上げる作品は、ポンセやヒナステラのように作曲家が自国の民謡を編曲したものが多いのですが、サスはフランス生まれの作曲家・ヴァイオリン奏者で、教育者としてペルーへ招かれ民族音楽研究家としても活躍、のちにペルーに帰化した人物です。

「ペルーのインディオの6つの歌」は当初サスのピアノ曲を検討していて偶然に見つけたのですが、カントルーブの「オーヴェルニュの歌」のペルー版かと思うような曲集で、2人して即、気に入ってしまいました。5曲目の「スライ スリタ」は(オーヴェルニュの歌におけるバイレロにあたるような)美しい民謡として有名で、他の作曲家の編曲もありますが(拍子から違っていたりして比較も面白いのですが)、私はサスの編曲が好きです!

ところで今回、各国の料理に挑戦して、あらためて音楽との共通点を感じています。ペルーの民謡や料理がどんなものか全くわからないところから、まずは楽譜通りに音を並べたりレシピ通りに作ってみて、試行錯誤を重ねるうちにだんだん自分の味が決まっていくところや、面倒な一手間を省いたらおいしくなくなったり、偶然おいしくできても二度と再現できなかったり、完成してもその場で消えてしまうところも似ています。正解は一つだけというわけではなく、解明しようと思うこと自体が大切な気がします。

正統派のペルー料理が完成するかはわかりませんが、私たちの中南米をぜひ味わいにいらしてください!
(川北)


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*明後日の演奏メニュー

2026年10月18日(日) 10時30分開演 (10時10分開場 11時30分終演予定)
於:本郷・金魚坂 (新店舗) / コーヒーまたは中国茶つき 1,800円

cafconc第170回
民謡紀行vol.10〜ラテンアメリカ編

ポンセ「人生を大切に」「シェリート・リンド」(ピアノ)
サス「ペルーのインディオの6つの歌」
ウズノフ「ネブリナ山(山頂のファゴット より)」(ファゴット)
ミヨー「ブラジレイラ(スカラムーシュ より)」(ファゴット)
ヒナステラ「5つのアルゼンチン民謡」

渡辺有里香(ソプラノ)
川北祥子(ピアノ)
ゲスト:江草智子(ファゴット)

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