明日開催です!2022-12-10

明日のカフコンスは、おそらく世界中のどこよりも早い(フライングともいう)マデリーン・ドリング生誕100年記念です。

舞台やテレビの作曲家、また舞台女優として活躍しながら作曲していたドリングの作品は、本人が演奏するための小品やキャバレーソングが中心でしたが、今回は演奏会用の室内楽曲と芸術歌曲のみでプログラムを組みました。

師走の慌ただしさをひととき忘れて、洗練された(と自分にプレッシャー)ドリングの世界を愉しんでいただけたらと思います。

みなさまのご来場をお待ちいたしております!


--------------------------------------------------

明日の演奏メニュー

2022年12月11日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

cafconc第153回
マデリーン・ドリング〜生誕100年に先駆けて

ドリング「フルート・オーボエ・ピアノのための三重奏曲」
同「シェイクスピアによる歌曲集」より
  Willow song / Blow, blow thou winter wind /
  Come away, death / The cuckoo / It was a lover
同「オーボエ・ファゴット・ピアノのための三重奏曲」

中村淳(フルート)
荒木良太(オーボエ)
江草智子(ファゴット)
柳沢亜紀(ソプラノ)
川北祥子(ピアノ)

--------------------------------------------------

オーボエ・ファゴット・ピアノのためのトリオ2022-12-06

来年の生誕100年に全力で推したいマデリーン・ドリングさんですが、今回演奏するトリオ2曲以外はほぼ全て小品なので特集は今回1回限りです。ぜひ今週末のカフコンスにご来場ください!

さて、その貴重なもう1曲「オーボエ、ファゴット、ハープシコードのためのトリオ」は、イギリスのAthenaeum Ensembleの演奏会のために1971年頃書かれ、1972年の同演奏会で初演、マデリーンの死後、1986年に「オーボエ、ファゴット、ハープシコード(またはピアノ)のためのトリオ」として出版され、その後「オーボエ、ファゴット、キーボードのためのトリオ」に改められました。

曲は全3楽章で、1楽章は緩-急のバロックの序曲風、2楽章では空虚な「対話」が繰り広げられ、終楽章は爽快な5拍子です。マデリーンは8分の5拍子がとてもお気に入りで、理由は自分の名前のリズムだからだとか。← Madeleineが8分音符3個、Dringが4分音符1個だそうです。マデリーンドリング、と9拍子で読んではダメですね…

as bells

曲の最後には「as bells」と書かれています。Madeleine Dringの名を鐘のように響き渡らせ、来たるべき生誕100年をお祝いしたいと思います!


--------------------------------------------------

今週末の演奏メニュー

2022年12月11日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

cafconc第153回
マデリーン・ドリング〜生誕100年に先駆けて

ドリング「フルート・オーボエ・ピアノのための三重奏曲」
同「シェイクスピアによる歌曲集」より
  Willow song / Blow, blow thou winter wind /
  Come away, death / The cuckoo / It was a lover
同「オーボエ・ファゴット・ピアノのための三重奏曲」

中村淳(フルート)
荒木良太(オーボエ)
江草智子(ファゴット)
柳沢亜紀(ソプラノ)
川北祥子(ピアノ)

--------------------------------------------------

シェイクスピアによる歌曲2022-12-02

マデリーン・ドリングは舞台やテレビ、レビューなどの作品の印象から(やはり僅かな皮肉を込めて)「イギリスのガーシュイン」とも呼ばれますが、生涯にわたって芸術歌曲も作曲していました。イギリスのテノール歌手ロバート・ティアーはマデリーンを「最高で知られざるイギリス歌曲作曲家の1人」と評しています。

生前に出版された歌曲はたった4曲でしたが(マデリーンは4曲目の歌曲の出版の際にポピュラー音楽のように曲を簡略化されてしまって失望し、出版に興味を示さなくなったそうです)、1980〜99年にマデリーンの夫ロジャー・ロードが7冊の歌曲集を出版、さらに未出版だった数十曲(キャバレーソング等が中心)も近年になって刊行されました。シェイクスピア関連では、1944年に王立音楽大学でバリトン歌手Ifor Evansとマデリーンのピアノにより初演された「Blow, blow thou winter wind / Come away, death / Under the greenwood tree」の3曲組が1949年に出版され、ロジャーは4曲を追加して「ドリング歌曲集第1巻・7つのシェイクスピア歌曲」として1992年に出版、現在ではその他に3曲と、「Willow song」(オテロ、作曲者不詳)の編曲も入手できます。

songs

ロジャー版で追加された4曲は、初演の3曲と同時期に書かれた「It was a lover」と、「The Cuckoo」など1960年代頃の3曲です。「It was a lover」は最後を飾るにふさわしい曲なので、初演の際は同じ位置付けの「Under the greenwood tree」とどちらか1曲しか入れられなかったのかもしれません。20歳の意欲作に比べると後年の3曲はシンプルながら、それぞれ特徴的で曲集を彩っています。

ロジャーは宝の山(遺された膨大な楽譜)からシェイクスピア作品を探し出し、年代の違う曲も出版済の曲も1冊にまとめて私たちの手に届けてくれました。私たちもこの曲集の素晴らしさを皆様にお伝えできたらと思います(とますます自分にプレッシャーを…)。


--------------------------------------------------

今月の演奏メニュー

2022年12月11日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

cafconc第153回
マデリーン・ドリング〜生誕100年に先駆けて

ドリング「フルート・オーボエ・ピアノのための三重奏曲」
同「シェイクスピアによる歌曲集」より
  Willow song / Blow, blow thou winter wind /
  Come away, death / The cuckoo / It was a lover
同「オーボエ・ファゴット・ピアノのための三重奏曲」

中村淳(フルート)
荒木良太(オーボエ)
江草智子(ファゴット)
柳沢亜紀(ソプラノ)
川北祥子(ピアノ)

--------------------------------------------------