1日後に開催です!(ピアノ奏者からのオススメ)2024-12-13

あっという間に(こればかり言っていますが)カフコンス前日です。

今回はいつも以上に選曲に時間がかかりました。もともと秋に似合いそうなトリオをメインに相談を始めましたが、時期がずれ込んだため「クリスマスのパストラール」に変更、そこからまた、トリオの名曲を並べるかクリスマスコンサートにするか、ジョリヴェが没後50年なので記念イヤー特集か、と悩んだ末、来年も含めた「ゆく年くる年」に決め、さらに色々な曲を持ち寄った中から厳選。練習を始める前にもうやり切った感がありました(笑)

どの曲も外し難かったので抜粋が多いのですが、グリエールは1つの曲集からフルートソロとファゴットソロ、という珍しい抜粋です。江草さんの見つけたファゴット曲「即興曲とユモレスク」の作品番号がop.35のなぜか「9と8」で、調べてみるとop.35のタイトルが「11の小品」、ファゴット曲の宝庫かと思いきや、中身はなんとフルート2曲、オーボエ2曲、チェロ1曲、クラリネット2曲、ファゴット2曲、ホルン2曲、の曲集で、フルートの曲も素敵!ということで1曲ずつ演奏することになりました。生誕150年の来年にはもっとグリエールの輪を広げたいです。

さて私のオススメは、ネタバレになりますがアンコールに用意している没後100年のフランスの作曲家の「カノン」です。フルートが「ソーソソードー」で始まるとファゴットが1小節後に「ラーララーレー」と追いかける(音程は音階に準じ、臨時記号も使用)トリッキーな作りですが、曲はただただ美しく、教会のオルガンのようでもあります。今年のカフコンスを厳かに(?)締めくくれたらと思います。
<川北>


--------------------------------------------------

明日の演奏メニュー

2024年12月14日(土) 10時30分開演 (10時10分開場 11時30分終演予定)
於:本郷・金魚坂 (新店舗) / コーヒーまたは中国茶つき 1,800円

cafconc第165回
トリオのひととき〜ゆく年くる年

ファランク (1804-1875)「三重奏曲 op.45」より 終楽章
グリエール (1875-1956)「11の小品」より メロディ/ユモレスク
シェーンフィールド (1947-2024)「カフェミュージック」より 第2楽章
ジョリヴェ (1905-1974)「クリスマスのパストラール」全4曲
  1.星 2.東方の三博士 3.聖母と幼子 4.羊飼いの入場と踊り

石橋美時(フルート)
江草智子(ファゴット)
川北祥子(ピアノ)

--------------------------------------------------

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
このブログのタイトルにもなっているカフェコンサートの名前は?(カタカナ5文字でお答えください。)

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://cafconc.asablo.jp/blog/2024/12/13/9739306/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。