20周年に寄せて2022-12-23

未年のあたまに1回目のカフコンスで演奏してから20年が経ちました。小さな女の子がお父さんと聞きにいらしていましたが、もうすっかり大人の女性になられていることでしょう。

20年間は後から見たらあっという間でも、過ごしている間はとても長く、色々なことが起こりますから、ひとつのことを続けられたというのはそれだけですごいことです。さらにカフコンスのすごいところは、20年間方向性や趣旨を変えることがなかったのに、飽きることもないというところではないでしょうか。
変わらないのにいつも新しい。
そんなコンサートがこれからもまだまだ生み出されていくのではないかと思います。

最後に、応援してくださっている皆様に心より深く感謝申し上げます。
(渡辺)


20年前にカフコンスが誕生したきっかけは、ソプラノ、クラリネット、ピアノという編成のシューベルトの名曲「岩上の羊飼い」でした。

この曲を演奏したい、けれどもシューベルトやドイツリートの演奏会を開きたいというわけではないし… どう一晩分のプログラムを組むものか悩んでいた時に生まれたアイディアが「ハーフサイズのカフェコンサート」です。手探りで始めた初回が未年の1月の羊飼いの歌特集で、それがいつのまにか20年になりました。

その間に会場は2回移り、2011年9月から本郷で開催しています。素敵な会場と美味しい飲物を提供してくださっている金魚坂さんにもこの場を借りて御礼申し上げます。
(川北)


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新年の演奏メニュー

2023年1月8日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円
※今回に限り12時終演予定です
開催日は成人の日の前日の日曜日ですのでご注意ください!


cafconc第154回
カフコンス成人の日・20周年ガラコンサート

*中村淳(フルート)
ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」

*渡辺有里香(ソプラノ)
ドビュッシー「星の夜」
プーランク「リボンの飾り」(全3曲)

*川北祥子(ピアノ)
アイアランド「桜の木」

*石橋美時(フルート)
ダマーズ「演奏会用ソナタ」

*柳沢亜紀(ソプラノ)
ドリング「シェイクスピアによる歌曲」より
吹け 冬の風よ/来たれ 死よ/緑の木陰で

*大橋裕子(クラリネット)江草智子(ファゴット)
ピアソラ「20年前」「20年後」

*石橋美時・中村淳(フルート)
ドップラー「アンダンテとロンド」

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