「スペインの古い歌」?2022-05-19

民謡編曲と一口に言っても、カントルーブ(カステルヌオーヴォテデスコもおそらく)のように「採集」&「編曲」する場合もあれば、ハイドンやベートーヴェンの民謡編曲集のように楽譜を渡されて「編曲」する場合もあるし(ラヴェルの「スペインの歌」もおそらく)、ブラームスの民謡集は採取するまでもない子供達が歌っている民謡に伴奏をつけたりしています。オブラドルスの「スペインの古い歌」はというと、採集(フィールドワーク)というよりも文献などから古い歌や歌詞を掘り起こしてきたようです。

「ようです」と濁すのは慣れないスペイン語でその説明を読んだからなのですが、それ以前に曲集のタイトル「Canciones clásicas Españolas」からして訳に悩んでいます。よく「スペイン古典歌曲集」と呼ばれますが「イタリア古典歌曲集」のようなバロックや古典の曲集ではないし、かといって「民謡集」でもなく... ↓の曲目も原語のままなのはまだ訳せていないからです... がんばれ自分!(川北@プログラム作成中)


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今週末の演奏メニュー

2022年5月22日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

cafconc第149回
民謡紀行〜バスクからスペインへ

ラヴェル「スペインの歌」
カントルーブ「バスク地方の歌(全5曲)」
トゥリーナ「ゲルニカの木」(ピアノソロ)
カステルヌオーヴォ=テデスコ「3つのセファルディの歌」
オブラドルス「スペインの古い歌」より
  Trova / Al amor / Oh, que buen amor /
  La guitarra sin prima / El tumba y lé

渡辺有里香(ソプラノ)
川北祥子(ピアノ)

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