所感―オブラドルスの「スペインの古い歌」から、と、おまけ2022-05-17

ラヴェルとはまた違った雰囲気を持つ民謡をもとにした曲で、ピアノ部分をやはりギターで演奏することもあるという。選んだ5曲の歌詞は個人的で何ということもないけれど、情熱的なスペインの一コマ、という気がする。曲の感じも粋で、ピアノ部分はとても格好がいい。歌いまわしも格好よくいきたいものだがなかなか難しい。そもそも私はカッコイイという要素と無縁である。カッコイイものをあまり好んで選ばず、どうしても可愛らしいものやほんわかしたものを選んでしまう。例えば服装にしても、3年に1度くらいカッコよくしてみようという気になるのだが、どうしていいか分からない。カッコイイを一歩ずれて、マダムっぽくなってしまう。マダムっぽいオブラドルスは・・・もしかしたらアリかもしれない。

ところで以前に書いた「収穫の歌」について。3つ下の妹はやはり応援歌として歌っているはずなので歌ってみてもらったら、なんと、ほぼ楽譜通り正確に歌っていて驚いた。どのように教わったのか覚えていないらしいが、応援団からの口承ならきっと覚えていると思うので、音楽の時間かなにかにきちんと教わったのかもしれない。3年違うと伝統?は変わってしまうのかと少しがっかりした。(渡辺)


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今週末の演奏メニュー

2022年5月22日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

cafconc第149回
民謡紀行〜バスクからスペインへ

ラヴェル「スペインの歌」
カントルーブ「バスク地方の歌(全5曲)」
トゥリーナ「ゲルニカの木」(ピアノソロ)
カステルヌオーヴォ=テデスコ「3つのセファルディの歌」
オブラドルス「スペインの古い歌」より
  Trova / Al amor / Oh, que buen amor /
  La guitarra sin prima / El tumba y lé

渡辺有里香(ソプラノ)
川北祥子(ピアノ)

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