HAPPY BIRTHDAY シューベルト!2017-01-31

今日はフランツ・シューベルト(1797-1828)の221回目のお誕生日です。HAPPY BIRTHDAY シューベルト!

2/11に演奏するシューベルトの「岩上の羊飼い(1828)」は、春が来る喜びを軽やかなコロラトゥーラで歌う名曲。クラリネットつき歌曲の定番で、カフコンスでも3度目の登場です。

シューベルトのオブリガート(旋律的な助奏)つき歌曲は2曲あり(2曲とも最期の年に書かれたので長生きしてたら増えたかも)、先に書かれた「流れの上で(1828)」はホルン付きの歌曲と呼べるのに対し、オペラ歌手からの依頼による「岩上」は演奏会用アリアやカンタータに近く、ソプラノ・クラリネット・オーケストラのための「Totus in corde langueo(1815)」や、オペラ(ジングシュピール)「Die Verschworenen(1823)」でのクラリネットのオブリガートの延長上にあるとも言えます。

クラリネットつき歌曲では1月にもクロイツァーの「水車」を演奏しました。1830〜40年台頃には「岩上」の影響と思われるオブリガートつき歌曲が多く書かれているので、作曲年不詳の「水車」もその一つかと思っていましたが、なんと、シューベルトがクロイツァーの「水車」に接した事が、「流れの上で」を作曲する直接のきっかけになった、という事実が最近の研究で判明しているそうです!やるじゃんクロイツァー!


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来月の演奏メニュー

2017年2月11日(土・祝) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

cafconc第124回
デュオのひととき〜春を待ちながら

ブルッフ「コル・二ドライ」
ブルグミュラー「クラリネットとピアノのためのデュオ op.15」
シューベルト「岩上の羊飼い」

小松陽子(クラリネット)
水野めぐみ(ピアノ)
ゲスト:大関花子(ソプラノ)

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