パニュルジュの羊2015-01-20

ジェフスキの「パニュルジュの羊」は、「ミニマルミュージック」や「偶然性(不確定性)の音楽」の要素を持つ、1960年代の作品です。楽器や人数は任意、音楽家も音楽家でない人も参加可能で、楽譜には65個の音符が書かれ、それをルールに従って演奏します。ユニークなのは「ミスしてズレても直そうとしないでそのまま演奏を続けよ」という指示。偶然のミスによって生じるズレが25日にはどんな模様を描くのか、私達にも予想ができず、まさに「海の物とも山の物ともつかない」状態です。羊なら山の物でしょ?と思われるかもしれませんが、曲名が元々「羊を海に投げ込むお話」ですし...

そんな「パニュルジュの羊」、ご来場の皆様もぜひご参加下さい。演奏方法は1/2の記事にまとめていますが、1/20付の変更点は次の通りです。

<楽譜の演奏方法>
・1、1-2、1-2-3、1-2-3-4のように、1〜65になるまで演奏します。
・最終回の65の音は、全員が辿り着くまで伸ばします。

<速度>
・今回は♪=200位で演奏を始めます。
・「1〜15を演奏する回」から速度を上げます(1〜2割増予定)。
・「1〜27を演奏する回」から速度を上げます(1〜2割増予定)。
・最後の「1〜65を演奏する回」は、各自、最後まで自由にaccelerando(だんだん速く)していきます。

・最初から少しずつaccelerando(速度を上げ)、♪=300〜320くらいになったらその速さを維持します。終盤は自由なaccelerandoも可。(1/24訂正)


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今月の演奏メニュー

2015年1月25日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

cafconc第113回
12周年・二度目の未年に寄せて

バッハ=ペトリ「羊は安らかに草を食み」          川北
モンテヴェルディ「私は愛らしい羊飼いの娘」  柳沢・渡辺・江草
ムーケ「パンと羊飼い」               山本・川北
クック「羊飼い」 他             渡辺・大橋・川北
シューベルト「岩上の羊飼い」         柳沢・大橋・川北
ジェフスキ「パニュルジュの羊」♪演奏に是非ご参加ください!

江草智子(ファゴット)
大橋裕子(クラリネット)
川北祥子(ピアノ)
柳沢亜紀(ソプラノ)
山本葵(フルート)
渡辺有里香(ソプラノ)

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