デュオのひととき〜composers offscreen(カフコンス第144回) ― 2020-06-28

*曲目
ニーノ・ロータ「トッカータ」
Nino Rota (1911-79)
Toccata (1974)
ジョン・ウィリアムズ「五つの聖なる木」より
John Williams (1932-)
The five sacred trees (1992)
5. Dathi 神託とミューズの木
エンニオ・モリコーネ「四つのスタディ」より *ピアノソロ
Ennio Morricone (1928-)
Quattro studi (1983-89)
Primo studio スタディ第一番
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ「ソナチネ」
Mario Castelnuovo-Tedesco (1895-1968)
Sonatina op.130 (1946)
1. Allegretto
2. Andante grazioso e un poco malinconico
3. Rondo alla marcia; allegro con spirito
(アレック・ワイルダー「Air」)
*出演
江草智子(ファゴット)
川北祥子(ピアノ)
*プログラムコメント
本日は、リクエストをいただいたカステルヌオーヴォ=テデスコの「ソナチネ」を中心に、映画音楽界の大御所三人のクラシック作品も集めて演奏します。
14歳でオペラを作曲して20世紀のモーツァルトと呼ばれたロータは、オペラや交響曲を始めとする約100曲を作曲する傍ら、バーリ音楽院で教授、学長も務めた。「トッカータ」はマイナーな楽器の教授らとの連携によりレパートリーを充実させるために書かれ、後年「ファゴット協奏曲」の第1楽章に組み込まれた。
ウィリアムズの「五つの聖なる木」はアイルランド神話を題材にした協奏曲で、第五楽章は神託とミューズの木、オルダーを指す。アイルランド系のウィリアムズは「何千年も昔の祖先は木を伐採する前に霊に祈っていた」事が「木であるファゴットのために木の音楽を書く」きっかけになったと語っている。
ポスト・ウェーベルンを自負するモリコーネは「映画音楽を書くときにも実験をやめない」と語り、映画音楽から引退した現在も作曲を続けて作品は150を超える。「スタディ第一番」も、一曲を通してペダルを踏み続け、音は6つの鍵盤のみを使用、音型を鏡像にしたり音符の数を規則的に並べたり、と実験的。
ユダヤ系イタリアの作曲家カステルヌオーヴォ=テデスコは、第二次大戦直前にアメリカへ逃れ、約200本の映画音楽を手がけた(ライブラリー用音楽を含む)。また門下からはマンシーニ、ゴールドスミス、プレヴィン、ウィリアムズら映画音楽の人気作曲家を輩出した。「ソナチネ」もハリウッド時代の作。
*ブログ
2020-06-30 ご来場ありがとうございました
2020-06-28 デュオのひととき〜composers offscreen(カフコンス第144回)
2020-06-27 offscreen・明日開催です
2020-06-26 マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ
2020-06-25 エンニオ・モリコーネ
2020-06-23 ジョン・ウィリアムズ
2020-06-22 ニーノ・ロータ
2020-06-15 オフスクリーン
2020-06-07 バスチーと映画
2020-05-05 おうちでサイコロ遊び
2020-05-04 【5月4日】延期のお知らせ
2020-04-03 桜の木
2020-04-01 【4月1日】延期のお知らせ
2020-03-08 【3月8日】延期のお知らせ
2020-03-01 【3月1日】お知らせ
2020-02-05 春のカフコンス
2020-01-03 謹賀新年
ニーノ・ロータ「トッカータ」
Nino Rota (1911-79)
Toccata (1974)
ジョン・ウィリアムズ「五つの聖なる木」より
John Williams (1932-)
The five sacred trees (1992)
5. Dathi 神託とミューズの木
エンニオ・モリコーネ「四つのスタディ」より *ピアノソロ
Ennio Morricone (1928-)
Quattro studi (1983-89)
Primo studio スタディ第一番
マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ「ソナチネ」
Mario Castelnuovo-Tedesco (1895-1968)
Sonatina op.130 (1946)
1. Allegretto
2. Andante grazioso e un poco malinconico
3. Rondo alla marcia; allegro con spirito
(アレック・ワイルダー「Air」)
*出演
江草智子(ファゴット)
川北祥子(ピアノ)
*プログラムコメント
本日は、リクエストをいただいたカステルヌオーヴォ=テデスコの「ソナチネ」を中心に、映画音楽界の大御所三人のクラシック作品も集めて演奏します。
14歳でオペラを作曲して20世紀のモーツァルトと呼ばれたロータは、オペラや交響曲を始めとする約100曲を作曲する傍ら、バーリ音楽院で教授、学長も務めた。「トッカータ」はマイナーな楽器の教授らとの連携によりレパートリーを充実させるために書かれ、後年「ファゴット協奏曲」の第1楽章に組み込まれた。
ウィリアムズの「五つの聖なる木」はアイルランド神話を題材にした協奏曲で、第五楽章は神託とミューズの木、オルダーを指す。アイルランド系のウィリアムズは「何千年も昔の祖先は木を伐採する前に霊に祈っていた」事が「木であるファゴットのために木の音楽を書く」きっかけになったと語っている。
ポスト・ウェーベルンを自負するモリコーネは「映画音楽を書くときにも実験をやめない」と語り、映画音楽から引退した現在も作曲を続けて作品は150を超える。「スタディ第一番」も、一曲を通してペダルを踏み続け、音は6つの鍵盤のみを使用、音型を鏡像にしたり音符の数を規則的に並べたり、と実験的。
ユダヤ系イタリアの作曲家カステルヌオーヴォ=テデスコは、第二次大戦直前にアメリカへ逃れ、約200本の映画音楽を手がけた(ライブラリー用音楽を含む)。また門下からはマンシーニ、ゴールドスミス、プレヴィン、ウィリアムズら映画音楽の人気作曲家を輩出した。「ソナチネ」もハリウッド時代の作。
*ブログ
2020-06-30 ご来場ありがとうございました
2020-06-28 デュオのひととき〜composers offscreen(カフコンス第144回)
2020-06-27 offscreen・明日開催です
2020-06-26 マリオ・カステルヌオーヴォ=テデスコ
2020-06-25 エンニオ・モリコーネ
2020-06-23 ジョン・ウィリアムズ
2020-06-22 ニーノ・ロータ
2020-06-15 オフスクリーン
2020-06-07 バスチーと映画
2020-05-05 おうちでサイコロ遊び
2020-05-04 【5月4日】延期のお知らせ
2020-04-03 桜の木
2020-04-01 【4月1日】延期のお知らせ
2020-03-08 【3月8日】延期のお知らせ
2020-03-01 【3月1日】お知らせ
2020-02-05 春のカフコンス
2020-01-03 謹賀新年
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