コーヒーへのラブソング2018-11-23

12/2のカフコンスの第1曲は、コーヒーハウスで演奏されるべく書かれたコーヒーにまつわる作品、という、カフコンスにぴったりな、しかも15年前のコラムでご紹介したにもかかわらず、まだ演奏していなかった、意外にも初登場の「コーヒーカンタータ」です。

「コーヒーカンタータ」はコーヒー好きの娘と止めさせようとする父親の物語。父親の猛反対ぶりは滑稽ですが、当時はこんな背景(コラム「千の接吻よりもすてきなコーヒー」)に加えて、カフェイン依存や中毒も問題視されていたそうで、心配する気持ちも(コーヒーをアルコールやタバコに置き換えてみればさらに)わからないではありません。娘さんが1日何杯くらい飲むのかにもよります...

今回はこの「コーヒーカンタータ」から、フルートのオブリガートが華やかな、コーヒーへの愛を歌うアリアと、ベートーヴェンと同時代のロンベルクの協奏曲でフルートソロもたっぷりお聴きいただき、後半は近代の聖母マリアとクリスマスの歌を取り上げます。お飲み物はぜひコーヒーを!


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12月の演奏メニュー

2018年12月2日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

cafconc第134回
アドベント・カフェ〜クリスマスの贈り物

バッハ「コーヒーカンタータ」より
  ああコーヒーの何と甘いこと
ロンベルク「フルート協奏曲 ロ短調」より
  第1楽章
ピアソラ「アヴェマリア」
ヒンデミット「マリアの生涯」(1948年版)より
  マリアの訪問/キリストの誕生
マルタン「クリスマスの三つの歌」
  贈り物/クリスマスの絵/羊飼い

石橋香緒里(ソプラノ)
石橋美時(フルート)
川北祥子(ピアノ)

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