5月の予定が決まりました! ― 2018-05-01
カフコンス次回が5月27日(日)に決まりました。仲良し同士で編成組んでみたシリーズ第2弾、今回はホルンとファゴットの組み合わせで協奏曲3曲という豪華な(キツい)プログラムです。どうぞご期待ください!
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*今月の演奏メニュー
2018年5月27日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円
cafconc第132回
ホルンとファゴットの競演〜イタリアの協奏曲集
ベッリーニ「ホルン協奏曲」
ロッシーニ「ファゴット協奏曲」
パガニーニ「ファゴットとホルンのための小協奏曲」
予定
江草智子(ファゴット)
笠間芙美(ホルン)
川北祥子(ピアノ)
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*今月の演奏メニュー
2018年5月27日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円
cafconc第132回
ホルンとファゴットの競演〜イタリアの協奏曲集
ベッリーニ「ホルン協奏曲」
ロッシーニ「ファゴット協奏曲」
パガニーニ「ファゴットとホルンのための小協奏曲」
予定
江草智子(ファゴット)
笠間芙美(ホルン)
川北祥子(ピアノ)
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パガニーニのコンチェルティーノ ― 2018-05-21
今週末のカフコンスは「ホルンとファゴットの競演」。こんな特殊な編成だと近現代の作品になりがちな所、敢えてパガニーニ(1782-1840)のコンチェルティーノ(1831-2頃)を選んでみました。
パガニーニといえば超絶技巧のヴァイオリニスト。悪魔に魂を売った説とかご婦人方が失神したとか、それよりもご自身が(ヴァイオリン奏者でなければカプリスの編曲モノで)失神したとか、強烈なイメージを持っていらっしゃる方も多いのではと思いますが、この曲の1楽章Larghettoはまるでベッリーニのような美しさ、2楽章Allegro moderatoはロッシーニの楽しい序曲のようで、パガニーニがオペラを愛する18世紀生まれのイタリア人だった事を再認識させられます。そういえばシューベルトもパガニーニを「天使の声が聞こえた」と評していますし、ショパンの「パガニーニの想い出」も優美な印象ですね。
タイトルには「コンチェルティーノ、パガニーニからアンリへ」と書かれ、1831年または32年のパリ訪問の際に、パリコンセルヴァトワールの教授でオペラコミークの首席もつとめたファゴット奏者Antoine Nicholas Henry(1777-1842)に献呈、ホルンは同じくコンセルヴァトワール教授でオペラ座首席のLouis François Dauprat(1781-1868)を想定したものとされます。(曲はE-Durで、当時のフランスではまだナチュラルホルンが使われ、DaupratはE管を好んだとも言われるようですが詳細未確認。)
パガニーニは自作の譜面を公開しなかったため、その大部分が失われましたが、この作品は自分が演奏するものではないので管理がユルくて処分を免れたのかもしれません。といっても、需要も少ないのか、なんと1985年まで出版されなかったようですが...
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*今週末の演奏メニュー
2018年5月27日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円
cafconc第132回
ホルンとファゴットの競演〜イタリアの協奏曲集
ベッリーニ「ホルン協奏曲」
ロッシーニ「ファゴット協奏曲」
パガニーニ「ファゴットとホルンのための小協奏曲」
江草智子(ファゴット)
笠間芙美(ホルン)
川北祥子(ピアノ)
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パガニーニといえば超絶技巧のヴァイオリニスト。悪魔に魂を売った説とかご婦人方が失神したとか、それよりもご自身が(ヴァイオリン奏者でなければカプリスの編曲モノで)失神したとか、強烈なイメージを持っていらっしゃる方も多いのではと思いますが、この曲の1楽章Larghettoはまるでベッリーニのような美しさ、2楽章Allegro moderatoはロッシーニの楽しい序曲のようで、パガニーニがオペラを愛する18世紀生まれのイタリア人だった事を再認識させられます。そういえばシューベルトもパガニーニを「天使の声が聞こえた」と評していますし、ショパンの「パガニーニの想い出」も優美な印象ですね。
タイトルには「コンチェルティーノ、パガニーニからアンリへ」と書かれ、1831年または32年のパリ訪問の際に、パリコンセルヴァトワールの教授でオペラコミークの首席もつとめたファゴット奏者Antoine Nicholas Henry(1777-1842)に献呈、ホルンは同じくコンセルヴァトワール教授でオペラ座首席のLouis François Dauprat(1781-1868)を想定したものとされます。(曲はE-Durで、当時のフランスではまだナチュラルホルンが使われ、DaupratはE管を好んだとも言われるようですが詳細未確認。)
パガニーニは自作の譜面を公開しなかったため、その大部分が失われましたが、この作品は自分が演奏するものではないので管理がユルくて処分を免れたのかもしれません。といっても、需要も少ないのか、なんと1985年まで出版されなかったようですが...
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*今週末の演奏メニュー
2018年5月27日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円
cafconc第132回
ホルンとファゴットの競演〜イタリアの協奏曲集
ベッリーニ「ホルン協奏曲」
ロッシーニ「ファゴット協奏曲」
パガニーニ「ファゴットとホルンのための小協奏曲」
江草智子(ファゴット)
笠間芙美(ホルン)
川北祥子(ピアノ)
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ベッリーニとロッシーニのコンチェルト ― 2018-05-23
今週末のカフコンスで演奏する3曲は、いずれも19世紀イタリアで書かれた、管楽器のための協奏曲と小協奏曲。ヴァイオリン奏者パガニーニによる管楽器作品もレアなのですが、オペラ作曲家のベッリーニとロッシーニは学生時代の習作と引退後の作、というこれまたレアものです。
ベッリーニ(1801−35)のコンチェルト(1823)の自筆譜には「音楽院学生ベッリーニ、1823」と書かれており、ナポリの王立音楽院に残されていたベッリーニの習作を1941年にチレアがいくつかまとめて出版した際に世に出ました。その中で一番人気を得たのが、この協奏曲。曲はオーケストラによる短い導入部Allegro、ゆったりと美しいLarghetto、当時流行のポロネーズ風ロンドAllegro polaccaの3部分から成る単一楽章の構成です。
ロッシーニ(1792-1868)のコンチェルト(1845頃)は、ファゴット奏者Nazzareno Gatti(1822-93)が、ボローニャのリセオ音楽院在学中の試験のために名誉顧問ロッシーニに作曲してもらった、と主張して晩年に出版したもので、近年再発見・再出版されました。残された草稿も写譜のため、真偽の判定は難しいようですが、ロッシーニは当時既に音楽界からの引退を表明しており、もし真作なら最後のオーケストラ作品にあたります。曲はオペラの序曲風に始まるAllegro、悲痛なLargo、喜劇のフィナーレのようなRondoの全3楽章です。
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*今週末の演奏メニュー
2018年5月27日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円
cafconc第132回
ホルンとファゴットの競演〜イタリアの協奏曲集
ベッリーニ「ホルン協奏曲」
ロッシーニ「ファゴット協奏曲」
パガニーニ「ファゴットとホルンのための小協奏曲」
江草智子(ファゴット)
笠間芙美(ホルン)
川北祥子(ピアノ)
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ベッリーニ(1801−35)のコンチェルト(1823)の自筆譜には「音楽院学生ベッリーニ、1823」と書かれており、ナポリの王立音楽院に残されていたベッリーニの習作を1941年にチレアがいくつかまとめて出版した際に世に出ました。その中で一番人気を得たのが、この協奏曲。曲はオーケストラによる短い導入部Allegro、ゆったりと美しいLarghetto、当時流行のポロネーズ風ロンドAllegro polaccaの3部分から成る単一楽章の構成です。
ロッシーニ(1792-1868)のコンチェルト(1845頃)は、ファゴット奏者Nazzareno Gatti(1822-93)が、ボローニャのリセオ音楽院在学中の試験のために名誉顧問ロッシーニに作曲してもらった、と主張して晩年に出版したもので、近年再発見・再出版されました。残された草稿も写譜のため、真偽の判定は難しいようですが、ロッシーニは当時既に音楽界からの引退を表明しており、もし真作なら最後のオーケストラ作品にあたります。曲はオペラの序曲風に始まるAllegro、悲痛なLargo、喜劇のフィナーレのようなRondoの全3楽章です。
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*今週末の演奏メニュー
2018年5月27日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円
cafconc第132回
ホルンとファゴットの競演〜イタリアの協奏曲集
ベッリーニ「ホルン協奏曲」
ロッシーニ「ファゴット協奏曲」
パガニーニ「ファゴットとホルンのための小協奏曲」
江草智子(ファゴット)
笠間芙美(ホルン)
川北祥子(ピアノ)
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