祝ゲーゼ生誕200年!2017-02-22

今日はデンマークのヴァイオリニスト、作曲家、指揮者、教育者、ニルス・ウィルヘルム・ゲーゼ(1817-90)の201回目のお誕生日です。生誕200年おめでとうお義兄ちゃん!

さてゲーゼについては今年大いに語られるはずなので、詳しいサイトにまかせることにして(単に手抜き)、ここでは勝手に「一族ドラマ化」を妄想してみたいと思います。

まず人物相関図の中央はやはりエミールとゲーゼでしょう。ゲーゼは実力もリーダーシップもあり「優雅で気立てが良く賢明で熱心」な人柄とされていて、より天才肌で繊細そうなエミールとの対比はW主演にピッタリ!私はどっち派かというと...俳優さん次第ですかね(笑)そしてエミールの親友で義理の弟になる(年は1つ上の)ヴィンディングが脇を固め、ドラマは特別出演の名優さん演じるハートマン父の回想で語られるんです。

ドラマの序盤、エミールの生まれた1836年には、ハートマン父はコペンハーゲンで音楽協会を設立したりドイツやフランスへ出かけたりと精力的に活動しているので、生まれたばかりのエミールをかかえてお母さんが大変!なところも描かれるかも。20歳手前のゲーゼも次世代を担う若手として最初から登場していて、その頃の幼いソフィーは子役だったのが、ゲーゼが渡独から帰ったら美しい女優さんに代わっていて、たちまち恋に落ちて(だったのかは不明ですが)14歳の年の差婚!そんなラブストーリーも見どころになりそうです(しかしわずか3年後にソフィーは20代前半にして亡くなります...)。

ラストシーンは語り手ハートマン父(94歳)がロッキングチェアに揺られているベタな画でどうでしょう。息子と義息たちは先に亡くなり、次女クララと孫たちに囲まれてます。ゲーゼの息子(ヴァイオリニスト、作曲家)が40代後半の計算なので曽孫たちもいるかも。そしてデンマーク音楽界はニールセンらの世代に受け継がれていきます。

なんていうドラマ、フィクションでもいいので誰か作ってくださいませんか?


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次回の演奏メニュー

2017年3月26日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

cafconc第125回
デンマークのクラリネット〜ゲーゼ生誕200年記念

ヴィンディング「幻想小曲集 op.19」より
ゲーゼ「幻想小曲集 op.43」
ハートマン「セレナード op.24」*

井上幸子(クラリネット)
井上直哉(ファゴット)*
川北祥子(ピアノ)

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