ヌッシオ「ペルゴレージのアリエッタによる変奏曲」2016-11-23

指揮者で作曲家、フルート奏者でもあったオトマール・ヌッシオ(1902-90)。イタリア出身で、イタリアでフルートや作曲を学んだあと、30代後半のときスイスに移住し、1938年から30年間もルガーノのスイス・イタリアーナ放送管弦楽団の首席指揮者を務めたそうです。この間、リヒャルト・シュトラウスの二重小協奏曲(カフコンス第79回で演奏した曲です)の初演を指揮しています。指揮者を退いた後も、積極的な音楽活動を続け、生涯ルガーノで過ごしたようです。

さて、今日もさっそく脱線しますが、ヌッシオがいたルガーノ、私も以前マスタークラスで行ったことがあるのを思い出し、写真を引っぱり出してみました。
写真だけ見ると楽しそうにみえるかもしれませんが、楽器を吹きすぎて体はボロボロ、物価が高くて食料を買うのを我慢したりと、何かと過酷でした。ファゴットの先生が、ここは標高が高いからと言って、リードを工夫していました。
それでは、今日はこの辺で失礼いたします。(E)


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今週末の演奏メニュー

2016年11月27日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

cafconc第122回
秋の日のファゴットの溜息の...

P.M.デュボワ「ソナチネ・タンゴ」より 第1、4楽章
セーヴェルー「秋」
陳培勲「平湖秋月」*ピアノソロ
ヌッシオ「ペルゴレージのアリエッタによる変奏曲」

江草智子(ファゴット)
川北祥子(ピアノ)

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