猫とバーバー2015-08-29

夏休みの自由研究的ネタその2です。ポルトガルのL大学の研究で、手術中の猫に3種類の音楽を聴かせたところ、クラシックを聴かせた時に最もリラックスし、次にポップス、ハードロックは逆効果、という結果だったそうです。

まあ結果は予想通りに思えますが、びっくりしたのは選曲です。クラシックはなんとバーバーのアダージョなんですよ! そこはモーツァルトじゃないかなあ普通。この研究をした博士自ら「ヘンデルなどクラシックをかけると診察中の猫がリラックスする」事に気づいて実験に至ったと言っているのに(じゃあヘンデルでやろうよ)...

自分が被験者ならアダージョは葬式っぽくて嫌だし、猫だってリラックスじゃなくて観念して心拍数が下がってるだけかもしれないし、医者の士気も下がりそうで心配です。自分の手術の執刀医にはご自身のお好きな曲を聴いていただきたいです。手術を成功させてくれるならハードロックでも六甲おろしでも!

この研究の目的は音楽の効果を利用して麻酔薬を減量する事だそうですが、ジャンルで結論を出す必要はあったのでしょうか。それより、どんな要素を持つ音楽が効果的か、とか、バーバーのアダージョと「モーツァルトの綺麗でゆったりした曲」のどちらがより効果的なのかが知りたいです。音楽じゃなく猫が喉をゴロゴロ鳴らす音なんかを聴かせてみてもいいと思うのですが、そういえば弦の振動はゴロゴロと似てるような気がするので、弦楽合奏のアダージョも疑似ゴロゴロで猫が落ち着く、なんて事はないのでしょうかね。

さて、これを夏休みの自由研究に応用するなら、実験というより、おうちのニャンコに色々な曲を聴かせてみてお気に入りの曲がわかったらステキですね! 好きな曲で興奮する場合もリラックスする場合もあると思うので判断が難しそうですが...


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次回の演奏メニュー

2015年10月11日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

cafconc第117回
カフェコンセールの歌姫vol.7

ドリング「ナイトクラブの女主人の歌」
ほか

渡辺有里香(ソプラノ)
川北祥子(ピアノ)
予定

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