樫・トネリコ(ニワトコ?) ― 2014-02-21
映画音楽で有名なジョン・ウィリアムズ(1932-)は、ファンファーレ等の式典用作品や演奏会用作品も数多く手がけており、演奏会用作品の大部分を占める協奏曲は、フルート、ヴァイオリン、チューバ、トランペット、ファゴット、チェロ、トランペット、オーボエ等、様々な楽器のために作曲されています。委嘱だけでなく「あの奏者のために書きたい」と自分から希望する事も多いようです。
ファゴット協奏曲(1992)は、アイルランド神話(ウィリアムズはアイルランド系アメリカ人)の「5つの聖なる木」を題材として、全5楽章にそれぞれの木があてられています。本人は「何千年も昔の祖先は木を伐採する前に霊に祈っていた」事が「それ自体が木であるファゴットのために木の音楽を書く」きっかけになったと語っています。
今回取り上げるのは第1、2楽章「Eó Mugna」「Tortan」。「Eó Mugna」は「"来世"の知恵の泉(おそらく全ての音楽の源でもある)に根を張る偉大なる樫」で、「偉大なる樫の霊と聖なる泉を呼び起こすIrish Uilleann pipe(バグパイプに似たアイルランド民族楽器、ファゴットの遠い祖先にもあたる)に着想を得た」とのこと。「Tortan」は魔女を連想させるトネリコ(ニワトコ?)の木で、魔女のフィドルとファゴットが絡みます。
「ジュラシックパーク」ファンのEと「スターウォーズ」ファンのKによる、リスペクトあふれる(?)演奏にご注目ください。
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*明後日の演奏メニュー
2014年2月23日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円
cafconc第107回
樹木のカタログ
アイアランド「緑の道」
桜の木/糸杉/棕櫚と山査子 (pf)
ウィリアムズ「聖なる木」より
来世の樫/魔女の木 (fg)
ヴォーンウィリアムス「リンデンリー」(sop)
グレインジャー「タイムの小枝」(sop)
クィルター「フューシャの木」(sop)
シベリウス「樹の組曲 op.75」より
白樺 (pf)/楡 (fg)
ドリング「柳の歌」「緑の木陰で」(sop)
江草智子(ファゴット)
渡辺有里香(ソプラノ)
川北祥子(ピアノ)
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ファゴット協奏曲(1992)は、アイルランド神話(ウィリアムズはアイルランド系アメリカ人)の「5つの聖なる木」を題材として、全5楽章にそれぞれの木があてられています。本人は「何千年も昔の祖先は木を伐採する前に霊に祈っていた」事が「それ自体が木であるファゴットのために木の音楽を書く」きっかけになったと語っています。
今回取り上げるのは第1、2楽章「Eó Mugna」「Tortan」。「Eó Mugna」は「"来世"の知恵の泉(おそらく全ての音楽の源でもある)に根を張る偉大なる樫」で、「偉大なる樫の霊と聖なる泉を呼び起こすIrish Uilleann pipe(バグパイプに似たアイルランド民族楽器、ファゴットの遠い祖先にもあたる)に着想を得た」とのこと。「Tortan」は魔女を連想させるトネリコ(ニワトコ?)の木で、魔女のフィドルとファゴットが絡みます。
「ジュラシックパーク」ファンのEと「スターウォーズ」ファンのKによる、リスペクトあふれる(?)演奏にご注目ください。
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*明後日の演奏メニュー
2014年2月23日(日) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円
cafconc第107回
樹木のカタログ
アイアランド「緑の道」
桜の木/糸杉/棕櫚と山査子 (pf)
ウィリアムズ「聖なる木」より
来世の樫/魔女の木 (fg)
ヴォーンウィリアムス「リンデンリー」(sop)
グレインジャー「タイムの小枝」(sop)
クィルター「フューシャの木」(sop)
シベリウス「樹の組曲 op.75」より
白樺 (pf)/楡 (fg)
ドリング「柳の歌」「緑の木陰で」(sop)
江草智子(ファゴット)
渡辺有里香(ソプラノ)
川北祥子(ピアノ)
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