ブラームスとミュールフェルト(カフコンス第99回)2013-02-17

10周年!

*曲目

ルートヴィヒ・マハツ「春が来た」*クラリネット・ピアノ
Ludwig Machts (1850-1904)
Er ist gekommen op.33-1
 〜"Frühlingsbilder" (1905刊)「春の絵」より

ヴィルヘルム・ベルガー「クラリネット三重奏曲」より
Wilhelm Berger (1861-1911)
Trio für Klavier, Klarinette und Violoncell op.94 (1903)
  第3楽章 Poco vivace e con passione

ヨハネス・ブラームス「クラリネット三重奏曲」
Johannes Brahms (1833-97)
Trio für Klavier, Klarinette und Violoncello op.114 (1891)
  第1楽章 Allegro
  第2楽章 Adagio
  第3楽章 Andantino grazioso
  第4楽章 Allegro

(同「私は心から願う op.122-9」)


*出演

大橋裕子(クラリネット)
船田裕子(チェロ)
川北祥子(ピアノ)


*プログラムコメント

 晩年に引退まで考えていたブラームスを再び創作活動に向かわせたのがクラリネット奏者リヒャルト・ミュールフェルト(1856-1907)です。彼の演奏を聴いたブラームスは「オーケストラのナイチンゲール」「私のプリマドンナ」と称え、4つのクラリネット作品を彼の為に作曲しました。本日はその1曲目にあたる三重奏曲を、同じくミュールフェルトの為に書かれたマハツ、ベルガーの作品も交えて演奏します。


*ブログ

2013-02-17 ご来場ありがとうございました
2013-02-17 ブラームスとミュールフェルト(カフコンス第99回)
2013-02-16 ブラームス(58)作曲再開の裏にクララへの想い?
2013-02-15 ブラームス(58)奇跡の復活! 一時は遺書も用意?
2013-02-04 マハツ&ベルガー
2013-01-24 ミュールフェルト
2013-01-07 2013年2月・3月・4月の演奏メニュー
2013-01-01 謹賀新年

ご来場ありがとうございました2013-02-17

本日は都心で0度という寒さの中「ブラームスとミュールフェルト」にご来場ありがとうございました。皆様のおかげをもちましてカフコンスは10周年11年目を迎えることができました。心から御礼を申し上げます。

さて予告のアンコールは、ブラームスの最後の作品「コラール前奏曲op.122」(コラールのオルガン用編曲)から第9番「私は安らかな死を心から願う」でした。バッハも「マタイ受難曲」等に使用したこのコラールは、ブラームスのクラリネット作品の全てに共通して使われ、ブラームスにとっても(シューマンとクララにとっても)特別な意味を持っていたと言われます。このコラールの原曲が失恋歌だったと聞くとまた下世話な見出しをつけたくなりますが自粛。

次回3月20日はいよいよ第100回です!


--------------------------------------------------

次回の演奏メニュー

2013年3月20日(水・祝) 11時開演(10時40分開場)
於:本郷・金魚坂 / コーヒーまたは中国茶つき 1,500円

cafconc第100
フルート・オーボエ・クラリネット・ピアノによる四重奏

サンサーンス「デンマークとロシアの歌によるカプリス」
ダマーズ「四重奏曲」
ほか

梶川真歩(フルート)
若木麻有(オーボエ)
荒木こずえ(クラリネット)
川北祥子(ピアノ)

--------------------------------------------------