「アメリカ」異郷の夏~アンコールシリーズvol.1(カフコンス第64回)2009-08-09

*曲目

モーツァルト「弦楽四重奏曲 第2番 ニ長調」より
Wolfgang Amadeus Mozart (1756-91)
Streichquartett k.155(134a) (1772)
  1.Allegro

ドヴォルザーク「弦楽四重奏曲 第12番 ヘ長調 "アメリカ"」
Antonín Dvorák (1841-1904)
String quartet "America" op.96 (B179) (1893)
  1.Allegro ma non troppo
  2.Lento
  3.Molto vivace
  4.Finale Vivace ma non troppo

(同「ユーモレスク op.101-7」)


*出演

アウローラ弦楽四重奏団:
桐山なぎさ(ヴァイオリン)
村田早苗(ヴァイオリン)
松井啓子(ヴィオラ)
船田裕子(チェロ)


*プログラムコメント

 チェコ国民音楽を代表する作曲家ドヴォルザークは、1893年、赴任先のニューヨークで交響曲「新世界より」を完成させると、家族全員を呼び寄せ、アメリカでの最初の夏をアイオワ州のチェコ移民の村スピルヴィルで過ごした。ドヴォルザークがこの休暇の初めにわずか半月で書き上げ、自ら友人家族と演奏して楽しんだという弦楽四重奏曲第12番は、自筆譜の表紙に「アメリカでの作曲第2号」と書かれていたことから「アメリカ」の通称で呼ばれ、充実感、幸福感に溢れた円熟期の傑作として親しまれる人気作である。

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