オペラカフェvol.1「ラ・ボエーム」(カフコンス第61回) ― 2009-05-17
第19回荻窪音楽祭(主催:「クラシック音楽を楽しむ街・荻窪」の会
後援:杉並区/杉並区教育委員会 21世紀の荻窪を考える会
杉並区文化協会)参加公演
*演目
ジャコモ・プッチーニ「ラ・ボエーム」第一幕・第三幕より
Giacomo Puccini (1858-1924)
La Bohème (1893-95年作曲 1896年初演)
(同「太陽と愛」)
*出演
ミミ:安陪恵美子(ソプラノ)
ロドルフォ:兎束康雄(テノール)
ムゼッタ:加藤千春(ソプラノ)
マルチェッロ:藪内俊弥(バリトン)
川北祥子(ピアノ)
助演:小林正心(バリトン)
*「ラ・ボエーム」あらすじ
(第一幕、貧乏な芸術家の男たちが暮らしているパリの屋根裏部屋。)クリスマスイブの日、詩人のロドルフォが一人で原稿を書いていると、近くの部屋に住むお針子のミミがロウソクの火を借りにやって来る。ミミは咳き込んで一瞬気を失い、ロドルフォは介抱する。火をもらうとミミは立ち去るが、すぐに鍵をなくしたと言って戻って来る。風でロウソクが消えて真っ暗になり、鍵を手探りで探すうちに手が触れ、二人は恋に落ちる。仲間たちが外からロドルフォを呼び、二人も彼らと出かけることにする。
(第二幕、ロドルフォはミミにばら色のボンネットを贈り、カフェ・モミュスで仲間たちと合流して彼女を紹介する。そこへ画家マルチェッロの別れた恋人ムゼッタもパトロンとやって来る。本当はマルチェッロを愛しているムゼッタは巧みにパトロンを追い払い、勘定書も彼に押し付け、皆は逃げ帰る。)
(第三幕、二ヶ月後、町はずれの酒場に住むマルチェッロをミミが訪ねて来る。)ミミはロドルフォとの仲がうまく行かなくなった事をマルチェッロに相談する。そこへ酒場に転がりこんでいたロドルフォが現れ、ミミが聞いているとも知らずに、貧乏な自分では肺病の彼女をどうすることもできず、一緒にいるのは辛いと話す。ミミとロドルフォは愛し合っていながらも、春になったら別れようと決める。その傍らでムゼッタとマルチェッロは喧嘩別れする。
(第四幕、数カ月後、元の屋根裏部屋で暮らす男たちの所へ、残された時間をロドルフォと過ごしたいという瀕死のミミを、ムゼッタが連れて来る。ミミとロドルフォは出会った日の思い出を語り合う。皆は医者と薬を手に入れるために持ち物を売って手を尽くすが、その甲斐もなくミミは息をひきとる。)
*歌詞大意(紙面の都合で大幅に省略・編集しています)
*第一幕より
ロドルフォ:
(気がのらない…) どなたですか?
ミミ:
ごめんください 明かりが消えてしまって
ロドルフォ:
(女だ!) どうぞ入って 気分が悪いのですか?
ミミ:
何ともありません 階段で息が…
ロドルフォ:
(どうすれば? こうしよう 病人のような顔だ)
気分は? 寒いから火のそばへ さあワインを
ミミ:
ありがとう 少しだけ ではよろしければ明かりを
ロドルフォ:
(なんて美しいんだ!) そんなに急ぐのですか
ミミ:
ええ おやすみなさい
まあ! うっかりして 私の鍵はどこでしょう
ロドルフォ:
入口にいると風で明かりが消えてしまいますよ
しまった 私のも消えてしまった 真っ暗だ!
ミミ:
困ったわ! 迷惑なお隣ですわね
探してください どこでしょう?
ロドルフォ:
とんでもない! 探しています あっ!
ミミ:
見つかりましたか?
ロドルフォ:
いや!
ミミ:
見つかったかと… 探していらっしゃる?
ロドルフォ:
探しています!
何と冷たい小さな手 私にあたためさせてください
こんな暗闇では見つかりません でも今夜は月夜です
待って お嬢さん ひと言お話しさせてください
私が誰で何をしてどう生きているのか いかがです?
私は誰? 詩人です 何をして? 書いています
どう生きている? 生きているんです!
貧乏でも 愛の詩は王侯のように欲しいまま
夢と幻と空中の楼閣で 大富豪の気持ちです
時々私の宝石を奪う 美しい目という二人組の泥棒が
今もあなたと入ってきて 私の夢は消え去りました
でも悲しくありません 甘い希望が住みついたから!
私の事はわかったでしょう 今度はあなたが話して
ミミ:
みな私をミミと呼びます でも本当の名前はルチア
私の話は簡単 私は麻や絹に刺繍をしていて
穏やかで幸せで 楽しみはユリやバラを育てること
私が好きなのは甘い魔力を持っていて 愛や春を
夢や幻を語るもの 詩という名の おわかりになる?
みな私をミミと呼びます でも何故かはわかりません
私は一人きりで 食事をし よくお祈りをします
小さな部屋で 屋根の上と空を眺め暮らしています
でも雪解けの時が来たら 最初の太陽は私のもの
四月の最初の接吻は私のもの!
バラが芽を出したら眺めます なんと優しい花の香り
でも私の刺繍する花には香りがありません
お話しすることはこれだけ
こんな時間に迷惑をかけにくるお隣です
マルチェッロたち:
おいロドルフォ 一人で何をしてるんだ?
ミミ:
どなた?
ロドルフォ:
友人たちです 一人じゃない 二人なんだ
席をとっておいてくれ すぐに行くから!
マルチェッロたち:
黙って気を利かせて立ち去ろう 彼は詩を見つけた!
ロドルフォ:
月の光に包まれた麗しい乙女 あなたの中に私の夢が
接吻の中に愛が震える あなたは私のもの!
ミミ:
愛だけが支配している なんと甘美に優しい言葉
いけません お友達がお待ちです 一緒に行っても?
ロドルフォ:
ここは愉しいし外は寒いのに では帰ってから?
ミミ:
おかしな方!
ミミとロドルフォ:
腕をどうぞ かわいい人 愛していると言って
仰せの通り ご主人様 愛しています
愛 愛 愛!
*第三幕より
マルチェッロ:
ミミ?!
ミミ:
ここならあなたに会えると思って
マルチェッロ:
そう 先月からここで ムゼッタは客に歌を教え
僕は看板を描いている 寒いから中へ入らないか
いったいどうしたんだ?
ミミ:
ロドルフォはいるの? 入れないわ
助けてちょうだい! 彼は私を愛しているのに
すぐに嫉妬して 他の恋人を作れと怒鳴るの!
マルチェッロ:
それでは一緒には暮らせない 僕たちは気がねせず
楽しく愛し合っている 歌と笑いが愛の秘訣
よし 彼を起こそう なんてひどい咳だ
ミミ:
あなたの言うとおり 別れたほうがいいのね!
昨夜 彼はもう終わりだと言って出ていった
それで私はここへ来たの 彼に見られたくないわ!
マルチェッロ:
彼が目をさました… 起き上がって… こちらへ来る
さあ帰るんだ お願いだから騒ぎを起こさないでくれ
ロドルフォ:
ここなら誰も聞いていないな 僕はミミと別れる
あの青い目の輝きで蘇った心も 今は煩わしいんだ
マルチェッロ:
陰気な恋はいけない 笑って輝く恋でないと
おまえは嫉妬深くて短気で気まぐれでわがままだ!
ミミ:
これでは彼を怒らせてしまう 困ったわ!
ロドルフォ:
ミミは浮気者だ 誰にでも媚びて足を見せるんだ
マルチェッロ:
言ってもいいか? 本心とは思えないが
ロドルフォ:
本心じゃない この世の何よりもミミを愛している
でもミミは病気で弱っていく 可哀相に もうだめだ
彼女が歌ったり笑ったりしていても 僕の心は痛む
北風の入る僕の部屋が温室の花をしぼませてしまった
もう一度生き返らせるには愛だけでは足りないんだ
マルチェッロ:
ミミが? どうするんだ? 可哀相なミミ!
ミミ:
私の命! ああ もうおしまい! 死ぬのね!
ロドルフォ:
ミミ! なぜここに? 話を聞いてしまったのか?
マルチェッロ:
ムゼッタだ 誰と笑ってる? 浮気女め 思い知れ
ミミ:
さようなら あなたの愛の呼ぶ声に喜んで出てきた
あのさびしい巣に ミミは一人で帰ります
もう一度みせかけの花を作りに戻ります
さようなら 恨みっこなしに…
聞いて 引出しに腕輪とお祈りの本があります
包んでおいてください 人を取りにやりますから
それから 枕の下にばら色のボンネットがあります
もしよかったら持っていてください 愛の記念に
さようなら 恨みっこなしに…
ロドルフォ:
では本当に終わりなのか 君は行ってしまうのか
ミミとロドルフォ:
さようなら 愛の夢 甘い目覚め 夢見る生活
あなたの微笑みが鎮めてくれた嫉妬 接吻
本物の詩人として愛撫で韻をつけた苦悩
冬に一人では死ぬほど辛い 春には太陽が友達になる
四月に一人ぼっちの人はいない バラやユリと話し
鳥のさえずりを聞き 夜のそよ風に苦痛を慰められる
二人で春を待つことにしましょうか?
マルチェッロ:
あの男と何をしていた? 自惚れで軽薄な浮気女!
思い知らせてやる 俺は笑い者になる気はないんだ
ムゼッタ:
何が言いたいの? ダンスはお好き?と聞かれただけ
私は完全な自由が欲しい! なぜわめくの?
結婚してもいないのに 亭主面する恋人は大嫌い!
私は好きな男と恋をするわ!
ムゼッタとマルチェッロ:
ごきげんよう ご主人様 喜んでお別れ申し上げます
ごきげんよう 私も喜んで失礼いたします
看板描き! マムシ! ヒキガエル! 魔女!
ミミ:
命の限りいつまでも私はあなたのもの
冬が永遠に続いたらいいのに!
ミミとロドルフォ:
私たちは花の季節に別れましょう!
後援:杉並区/杉並区教育委員会 21世紀の荻窪を考える会
杉並区文化協会)参加公演
*演目
ジャコモ・プッチーニ「ラ・ボエーム」第一幕・第三幕より
Giacomo Puccini (1858-1924)
La Bohème (1893-95年作曲 1896年初演)
(同「太陽と愛」)
*出演
ミミ:安陪恵美子(ソプラノ)
ロドルフォ:兎束康雄(テノール)
ムゼッタ:加藤千春(ソプラノ)
マルチェッロ:藪内俊弥(バリトン)
川北祥子(ピアノ)
助演:小林正心(バリトン)
*「ラ・ボエーム」あらすじ
(第一幕、貧乏な芸術家の男たちが暮らしているパリの屋根裏部屋。)クリスマスイブの日、詩人のロドルフォが一人で原稿を書いていると、近くの部屋に住むお針子のミミがロウソクの火を借りにやって来る。ミミは咳き込んで一瞬気を失い、ロドルフォは介抱する。火をもらうとミミは立ち去るが、すぐに鍵をなくしたと言って戻って来る。風でロウソクが消えて真っ暗になり、鍵を手探りで探すうちに手が触れ、二人は恋に落ちる。仲間たちが外からロドルフォを呼び、二人も彼らと出かけることにする。
(第二幕、ロドルフォはミミにばら色のボンネットを贈り、カフェ・モミュスで仲間たちと合流して彼女を紹介する。そこへ画家マルチェッロの別れた恋人ムゼッタもパトロンとやって来る。本当はマルチェッロを愛しているムゼッタは巧みにパトロンを追い払い、勘定書も彼に押し付け、皆は逃げ帰る。)
(第三幕、二ヶ月後、町はずれの酒場に住むマルチェッロをミミが訪ねて来る。)ミミはロドルフォとの仲がうまく行かなくなった事をマルチェッロに相談する。そこへ酒場に転がりこんでいたロドルフォが現れ、ミミが聞いているとも知らずに、貧乏な自分では肺病の彼女をどうすることもできず、一緒にいるのは辛いと話す。ミミとロドルフォは愛し合っていながらも、春になったら別れようと決める。その傍らでムゼッタとマルチェッロは喧嘩別れする。
(第四幕、数カ月後、元の屋根裏部屋で暮らす男たちの所へ、残された時間をロドルフォと過ごしたいという瀕死のミミを、ムゼッタが連れて来る。ミミとロドルフォは出会った日の思い出を語り合う。皆は医者と薬を手に入れるために持ち物を売って手を尽くすが、その甲斐もなくミミは息をひきとる。)
*歌詞大意(紙面の都合で大幅に省略・編集しています)
*第一幕より
ロドルフォ:
(気がのらない…) どなたですか?
ミミ:
ごめんください 明かりが消えてしまって
ロドルフォ:
(女だ!) どうぞ入って 気分が悪いのですか?
ミミ:
何ともありません 階段で息が…
ロドルフォ:
(どうすれば? こうしよう 病人のような顔だ)
気分は? 寒いから火のそばへ さあワインを
ミミ:
ありがとう 少しだけ ではよろしければ明かりを
ロドルフォ:
(なんて美しいんだ!) そんなに急ぐのですか
ミミ:
ええ おやすみなさい
まあ! うっかりして 私の鍵はどこでしょう
ロドルフォ:
入口にいると風で明かりが消えてしまいますよ
しまった 私のも消えてしまった 真っ暗だ!
ミミ:
困ったわ! 迷惑なお隣ですわね
探してください どこでしょう?
ロドルフォ:
とんでもない! 探しています あっ!
ミミ:
見つかりましたか?
ロドルフォ:
いや!
ミミ:
見つかったかと… 探していらっしゃる?
ロドルフォ:
探しています!
何と冷たい小さな手 私にあたためさせてください
こんな暗闇では見つかりません でも今夜は月夜です
待って お嬢さん ひと言お話しさせてください
私が誰で何をしてどう生きているのか いかがです?
私は誰? 詩人です 何をして? 書いています
どう生きている? 生きているんです!
貧乏でも 愛の詩は王侯のように欲しいまま
夢と幻と空中の楼閣で 大富豪の気持ちです
時々私の宝石を奪う 美しい目という二人組の泥棒が
今もあなたと入ってきて 私の夢は消え去りました
でも悲しくありません 甘い希望が住みついたから!
私の事はわかったでしょう 今度はあなたが話して
ミミ:
みな私をミミと呼びます でも本当の名前はルチア
私の話は簡単 私は麻や絹に刺繍をしていて
穏やかで幸せで 楽しみはユリやバラを育てること
私が好きなのは甘い魔力を持っていて 愛や春を
夢や幻を語るもの 詩という名の おわかりになる?
みな私をミミと呼びます でも何故かはわかりません
私は一人きりで 食事をし よくお祈りをします
小さな部屋で 屋根の上と空を眺め暮らしています
でも雪解けの時が来たら 最初の太陽は私のもの
四月の最初の接吻は私のもの!
バラが芽を出したら眺めます なんと優しい花の香り
でも私の刺繍する花には香りがありません
お話しすることはこれだけ
こんな時間に迷惑をかけにくるお隣です
マルチェッロたち:
おいロドルフォ 一人で何をしてるんだ?
ミミ:
どなた?
ロドルフォ:
友人たちです 一人じゃない 二人なんだ
席をとっておいてくれ すぐに行くから!
マルチェッロたち:
黙って気を利かせて立ち去ろう 彼は詩を見つけた!
ロドルフォ:
月の光に包まれた麗しい乙女 あなたの中に私の夢が
接吻の中に愛が震える あなたは私のもの!
ミミ:
愛だけが支配している なんと甘美に優しい言葉
いけません お友達がお待ちです 一緒に行っても?
ロドルフォ:
ここは愉しいし外は寒いのに では帰ってから?
ミミ:
おかしな方!
ミミとロドルフォ:
腕をどうぞ かわいい人 愛していると言って
仰せの通り ご主人様 愛しています
愛 愛 愛!
*第三幕より
マルチェッロ:
ミミ?!
ミミ:
ここならあなたに会えると思って
マルチェッロ:
そう 先月からここで ムゼッタは客に歌を教え
僕は看板を描いている 寒いから中へ入らないか
いったいどうしたんだ?
ミミ:
ロドルフォはいるの? 入れないわ
助けてちょうだい! 彼は私を愛しているのに
すぐに嫉妬して 他の恋人を作れと怒鳴るの!
マルチェッロ:
それでは一緒には暮らせない 僕たちは気がねせず
楽しく愛し合っている 歌と笑いが愛の秘訣
よし 彼を起こそう なんてひどい咳だ
ミミ:
あなたの言うとおり 別れたほうがいいのね!
昨夜 彼はもう終わりだと言って出ていった
それで私はここへ来たの 彼に見られたくないわ!
マルチェッロ:
彼が目をさました… 起き上がって… こちらへ来る
さあ帰るんだ お願いだから騒ぎを起こさないでくれ
ロドルフォ:
ここなら誰も聞いていないな 僕はミミと別れる
あの青い目の輝きで蘇った心も 今は煩わしいんだ
マルチェッロ:
陰気な恋はいけない 笑って輝く恋でないと
おまえは嫉妬深くて短気で気まぐれでわがままだ!
ミミ:
これでは彼を怒らせてしまう 困ったわ!
ロドルフォ:
ミミは浮気者だ 誰にでも媚びて足を見せるんだ
マルチェッロ:
言ってもいいか? 本心とは思えないが
ロドルフォ:
本心じゃない この世の何よりもミミを愛している
でもミミは病気で弱っていく 可哀相に もうだめだ
彼女が歌ったり笑ったりしていても 僕の心は痛む
北風の入る僕の部屋が温室の花をしぼませてしまった
もう一度生き返らせるには愛だけでは足りないんだ
マルチェッロ:
ミミが? どうするんだ? 可哀相なミミ!
ミミ:
私の命! ああ もうおしまい! 死ぬのね!
ロドルフォ:
ミミ! なぜここに? 話を聞いてしまったのか?
マルチェッロ:
ムゼッタだ 誰と笑ってる? 浮気女め 思い知れ
ミミ:
さようなら あなたの愛の呼ぶ声に喜んで出てきた
あのさびしい巣に ミミは一人で帰ります
もう一度みせかけの花を作りに戻ります
さようなら 恨みっこなしに…
聞いて 引出しに腕輪とお祈りの本があります
包んでおいてください 人を取りにやりますから
それから 枕の下にばら色のボンネットがあります
もしよかったら持っていてください 愛の記念に
さようなら 恨みっこなしに…
ロドルフォ:
では本当に終わりなのか 君は行ってしまうのか
ミミとロドルフォ:
さようなら 愛の夢 甘い目覚め 夢見る生活
あなたの微笑みが鎮めてくれた嫉妬 接吻
本物の詩人として愛撫で韻をつけた苦悩
冬に一人では死ぬほど辛い 春には太陽が友達になる
四月に一人ぼっちの人はいない バラやユリと話し
鳥のさえずりを聞き 夜のそよ風に苦痛を慰められる
二人で春を待つことにしましょうか?
マルチェッロ:
あの男と何をしていた? 自惚れで軽薄な浮気女!
思い知らせてやる 俺は笑い者になる気はないんだ
ムゼッタ:
何が言いたいの? ダンスはお好き?と聞かれただけ
私は完全な自由が欲しい! なぜわめくの?
結婚してもいないのに 亭主面する恋人は大嫌い!
私は好きな男と恋をするわ!
ムゼッタとマルチェッロ:
ごきげんよう ご主人様 喜んでお別れ申し上げます
ごきげんよう 私も喜んで失礼いたします
看板描き! マムシ! ヒキガエル! 魔女!
ミミ:
命の限りいつまでも私はあなたのもの
冬が永遠に続いたらいいのに!
ミミとロドルフォ:
私たちは花の季節に別れましょう!
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