ブラームスの風にのせて(カフコンス第41回)2007-08-19

*曲目

ヨハネス・ブラームス「弦楽四重奏曲 第1番 ハ短調」
Johannes Brahms (1833-97)
Streichquartett op51-1 (1873)
  1. Allegro
  2.Romanze Poco adagio
  3.Allegretto molto moderato e comodo ~ Un poco più animato
  4.Allegro


*出演

アウローラ弦楽四重奏団:
桐山なぎさヴァイオリン)
村田早苗(ヴァイオリン)
松井啓子(ヴィオラ)
船田裕子(チェロ)


*プログラムコメント

 ブラームスが「交響曲第1番ハ短調」(1876年)の作曲に20年を費やしたのは有名だが、同じくベートーヴェンの作品群への畏敬の念から、本日演奏する「弦楽四重奏曲第1番ハ短調」(1873年)にも少なくとも8年以上が費やされ、またそれまでに20曲以上の弦楽四重奏曲が破棄されたと言われる。(この作品は1873年の夏に避暑地で書き上げられ、8月下旬に完成の手紙が出版社宛に送られたが、「ハ短調の弦楽四重奏曲」について65年の友人の手紙で既に触れられており、スケッチは59年にさかのぼるという説もある。)意欲的なあまり各楽器の負担が大きすぎるという評やベートーヴェンからの影響を問う声もあるが、完璧主義のブラームスが円熟期に満を持して発表したのだから傑作であって当然である。