スペインの三重奏(カフコンス第39回)2007-06-03

*曲目

カサド「三重奏曲 ハ長調」
Gaspar Cassadó (1897-1966)
Trio (1926/29)
  1.Allegro risoluto
  2.empo moderato e pesante
  3.Recitativo (Moderato ed appassionato)
   ~ Rondo (Allegro vivo)

トゥリーナ「三重奏曲 第1番 ニ長調」
Joaquin Turina (1882-1949)
Trio op.35 (1926)
  1.Prélude et Fugue プレリュードとフーガ
  2.Thème et Variations 主題と変奏
  3.Sonate ソナタ

(アルベニス「タンゴ op.165-2」)


*出演

島﨑祐子(ヴァイオリン)
船田裕子(チェロ)
川北祥子(ピアノ)


*プログラムコメント

 本日の二曲は「民謡の宝庫」スペインの作品である。
 カサドは九才にして同じカタロニア出身の巨匠カザルスに認められたという世界的チェリストで、妻でピアニストの原智恵子と「デュオ・カサド」として活動、また「無伴奏チェロ組曲」「(親)愛の言葉」等、近代のチェロのレパートリーを増やした作曲家でもある。「三重奏曲」は名奏者ならではの弦楽器の様々な技巧が駆使され、ピアノも最低音から最高音まで使用、pppppからffffffまで(!)のダイナミクスで書かれた情熱的な作品。なお昨年、八王子で「カサド国際チェロコンクール」がスタートしたので、作品も今後再注目されるのではないだろうか。
 トゥリーナはスペイン民族主義においてアルベニス、グラナドス、ファリャに続く代表的作曲家で「音のスペイン風景画家」と呼ばれるが、その特徴は故郷アンダルシアの民俗性よりも、それを近代フランスのフランク派や印象主義の音楽と融合させた点にある。国民音楽賞を受賞した「三重奏曲第1番」も、19世紀からの流れをくむ循環形式で書かれ、各楽章に古典的タイトルを持ちながら、スペイン的、近代的表情に満ちた作品。ピアニストでもあったトゥリーナのピアノを含む室内楽は、この他に三重奏曲3曲、四重奏曲、五重奏曲、六重奏曲がある。

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