新春~箏と三絃の饗宴(カフコンス第13回)2005-01-16


*曲目

一. 二世山木太賀「子の日の遊」*

二. 吉沢検校「千鳥の曲」

三. 中能島欣一「新潮」

(沢井忠夫「花筏」)


*出演

設楽聡子(箏/唄)
鈴木真為(箏/三絃*/唄)


*歌詞

「子の日の遊」ねのひのあそび 二世山木太賀 作曲

初春の、初子の野辺に皆人の、いざとしいへば諸共に
われも雪間の小松原、二葉に千代を引きそへて
まとゐしつつも盃に、くむや霞のそなたなる
岡辺の梅もあたらしき、年の栄を見せがほに
花のひもときをちかたの、ひとむら竹に鴬の
ももよろこびは今日よりと、声立てそめつのどかなる
御代の春とて老いぬるも、若きもともにかくしつつ
心ゆく野をとふが嬉しさ

「千鳥の曲」ちどりのきょく 吉沢検校 作曲

塩の山、差出の磯にすむ千鳥
君が御代をば八千代とぞなく
淡路島、通ふ千鳥のなく声に
幾夜寝ざめぬ須磨の関守
幾夜寝ざめぬ須磨の関守

「新潮」にいじお 島崎藤村 作詞/中能島欣一 作曲

夕潮青き海原に すなどりすべく漕ぎくれば
巻きては開く海の上の 鴎の夢も冷やかに
浮び流るる海草の 目にも幽かに見ゆるかな

見ようるはしの夜の空 見ようるはしの空の星
北斗のきよき影冴えて 望みをさそふ天の花
とわの宿りも舟人の 光を仰ぐためしかな

潮を照らす篝火の きらめくかたを窺へば
松の火あかく燃ゆれども 魚行くかげは見えわかず
流れは急しふなべりに 触れてかつ鳴る夜の浪


*カフノーツ

#13 コーヒーと創作熱との熱い関係

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