花と昆虫に寄せて(カフコンス第8回)2004-03-07

*曲目

マルティヌー「花々の中の蝶」
Bohuslav Martinu (1890-1959)
Butterflies in flowers (1920)
(ピアノソロ)

ブリテン「2つの昆虫の小品」
Benjamin Britten (1913-76)
Two insect pieces (1935)
  The Grasshopper バッタ
  The Wasp 蜂
(オーボエ&ピアノ)

マスネ「2つの小品」
Jules Massenet (1842-1912)
Deux pièces (1907)
  Papillons noirs 黒い蝶
  Papillons blancs 白い蝶
(ピアノソロ)

フランセ「花時計」
Jean Françaix (1912-97)
L'horloge de flore (1961)
  3h Galant de jour セストルム
  5h Cupidone bleue コヤグルマギク
  10h Cierge à grandes fleurs ゲッカビジン
  12h Nyctanthe du Malabar マラバールジャスミン
  17h Belle de nuit オシロイバナ
  19h Géranium triste ゼラニウムトリステ
  21h Silène noctiflore ツキミセンノウ
(オーボエソロ&クラリネット&ピアノ)

(ドリーブ「ラクメ より 花の二重唱」)


*出演

福井貴子(オーボエ)
中秀仁(クラリネット)
川北祥子(ピアノ)


*プログラムコメント

 「虫の声を音楽と感じるのは日本人だけだ」という説があるが、そのためもあってか昆虫を題材にした西洋音楽作品は、歌詞ならともかく特に器楽では稀少な気がする(有名な「熊蜂の飛行」もオペラの1シーンだし、比較的多く登場する「蝶」は仮面舞踏会のマスクを指す場合もある)。ブリテン(英)の「2つの昆虫の小品」はバッタと蜂(原題waspはスズメバチ類)そのものを描いた異色作。「花々の中の蝶」はマルティヌー(チェコ)が友人画家の蝶コレクションに感銘を受け書いた小品。「黒い蝶/白い蝶」はマスネ(仏)お得意の対照的な2曲セット。
 「花時計」とは、18世紀の博物学者リンネが考案した、開花時刻の違う花を寄せ植えにしてその様子から時間を知るという時計(時計の文字盤に花をあしらったものではない)。フランセ(仏)はリンネの花時計から3時〜21時の7つの花を選び、オーボエ独奏とオーケストラの為の作品に仕立てた。本日はオ−ケストラの部分をクラリネットとピアノで演奏する。


*カフノーツ

#08 代用コーヒーの生みの主はナポレオン?

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